「いろいろな選択肢が社会に出てもある」クレッシェンド第2回活動報告@ECC学園高等学校大阪学習センター

2015年6月13日(土) ECC学園高校大阪学習センターにて、第2回クレッシェンドを開催しました。
 
「クレッシェンド」とは…?
通信制高校の生徒のためのキャリア教育プログラムです。

社会人・大学生ボランティア(コンポーザー)との交流を柱として、生徒の自己肯定感の向上と社会関係資本の獲得をめざしています。
クレッシェンドでは1クラス(最大10名の生徒)に対して3ヶ月間で全4回の授業を行います。

1回目の授業のテーマは「失敗なんて当たり前!」。
様々なバックグラウンドを持ったコンポーザー(社会人・学生ボランティア)が、過去のトラウマや辛かったことなどについて高校生に話しました。

「コンポーザー」とは…?
通信制高校生へ向けたキャリア教育プログラム「クレッシェンド」で、高校生と関わる社会人・学生たちのことを、「コンポーザー」と呼んでいます。
コンポーザーの皆様には、プログラムに臨む前に研修会に参加していただいています。

今回のクレッシェンドは、午前と午後、2つのクラスで授業を行っています。
10時半、午前クラスのスタートです!
 
第2回の授業のテーマは「みんなの生活みてみよう!」。1回目の授業で過去の話をしてくれたコンポーザー達の、過去から現在の話を聞き、進路選択やいろいろな働き方を知る時間です。
 
メインのプログラムに入る前に、まずはグループに分かれてゲームを楽しみます!今回のゲームは「シゴトはっけんカルタ」!
 

「シゴトはっけんカルタ」とは…?
一般的なカルタとは、ちょっとルールが違います。スタッフの1人が、ある職業の人になりきり、もう1人が質問者になります。
質問側のスタッフは、ある職業になりきっているスタッフにいくつか質問をなげかけます。
この会話をヒントに高校生とコンポーザーが、その職業の人、すなわちカルタの絵札を選びます。

 
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スタッフが出すヒントをもとに、「これは資格がいるんちゃうかな~」「この仕事は大学出ないとあかんかったはず!」など、持っている知識を高校生とコンポーザーで話し合いながらワークを進めていきます。
ゲーム中、ある生徒が「声優に興味がある」と教えてくれる場面もありました!
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カルタで楽しみながら色々なシゴトを知り、少しだけ進路の話もできた後は、いよいよメインプログラム「みんなの生活みてみよう!」の時間です。
 
前回過去の経験を語ってくれたオトナたちが、今どんな生き方を、どうやって選んできたのか?という話を聞きます。
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「憧れの先輩がいる会社に入社したのに仕事が楽しいと思えずに苦しんだけれど、人と出逢うことで自分の考え・行動に向き合うきっかけになり、どんどん変化が起きた」人。
 
「人の意見に流されて進路選択をしてきたことに悩んでいたが、様々な経験を通して、人からのアドバイスに流されることを良い方向に考えられるようになった」人。
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「みんなの生活みてみよう!」では、オトナがずっと話すだけでなく、高校生にも自分のことを話してもらえるように、ゆっくり時間を取っています。
 
コンポーザーの話を聞いて、「LGBTや貧困など、国際的に注目されている分野について学びたい」と、自分の興味や進路の話をしてくれた生徒もいました。
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授業終了後、その日の学びを振り返るため、生徒たちには「学びシート」を記入してもらいます。
 
高校生たちはまだまだ喋り足りない様子で、すぐに書き終えた生徒はまたコンポーザーと話し始めていました。
 
 
「学びシート」から、生徒たちの感想をいくつか紹介します。
 
必要なこと・大事なことをしつつ、自分のやりたいことをしたい。

 

人生不幸な事があっても、それは良い事が起こるための前振り。

 

できるだけ人と関わりたい。

 

いろいろな選択肢が社会に出てもある。

 

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15時からは、午後のクラスが始まりました!
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生徒たちはなんだかぎこちない様子で教室に入ってきました。
初対面で打ち解けられた1回目の授業から2週間経っているので、少しだけ緊張しているのかな?
 
そんなぎこちなさを「シゴトはっけんカルタ」で解きほぐしていきます!
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賞品のお菓子ゲットを目指して、みんな真剣です!(中には、いかにボケて、高校生を笑わせるかに真剣なオトナも。笑)
 
カルタをしながら、「映画が好きで映画関係の仕事に興味がある」「プログラマーになりたい」という話をしてくれる生徒もいました。
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カルタで打ち解け合い、いろいろなシゴトを発見した後は、「みんなの生活みてみよう!」。
生き方や進路の話を聞き、話をする時間です!
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「芸術家を志していたけれど、今は化粧品会社の営業として頑張る道を選んだ」人。
 
「自分で仕事をつくって、自分が仕事に求めることを見つけることができた」人。
・・・
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オトナたちの選択や生き方を聞いて、生徒たちも自分のことを話し始めました。
自分で身体のことを勉強して詳しくなれたから、スポーツトレーナーになってアスリートを支えたい。

 

将来は人間のように動くロボットを作りたいから、夏にプログラミングの勉強を始める。

 

 
ある生徒がコンポーザーに、

こんなに自分の話を聞いてもらえることなかったから、めっちゃ嬉しい・・・

 

と、笑顔で話してくれました。
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授業が終わって、その日を振り返る「学びシート」に感想を記入してもらいました。
高校生たちの「学びシート」にはこんな感想が書かれていました。
 
仕事ってもらうものじゃなくて、仕事って作れるんだなと思った。

 

興味のある仕事について自分で調べようと思った。

 

卒業するまでにやりたいことをたくさん増やして、死ぬまでにできるだけ全部していきたい。
 

 

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授業終了後にはコンポーザーにもその日の授業や生徒の様子を振り返って、共有する「気づきシート」を記入してもらいます。
 
その中から、コンポーザーの感想を紹介します。
 
2回目ということもあってか、トークの時にじっとこっちを見て話を聞いてくれた。前回より距離が近くなった気がする。

 

生徒対コンポーザーで話すことが多いので生徒同士で話す機会がもう少しあればいいかなと思いました。

 

話し方や話す内容を(スタッフと)一緒に考えてみたいです。

 

 
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今回は授業終了後にコンポーザーとスタッフの交流を深めるために、授業の振り返りの時間も含めて交流会を行いました。
 
そのなかで、あるコンポーザーが、「普通に楽しかった!」と話してくれました。
 
ボランティアとしての立場を超えて、1人の人間として、高校生との対話を純粋に楽しめたということかな…と思います。
 
クレッシェンド第1回では過去の話、今回の第2回は現在(いま)の話をしました。
そして次の第3回では、それぞれの未来の話をします。
 
高校生も大人も「1人の人間」として関わりあえる空間をつくっていきたいと思います!

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