関西の定時制高校を訪れ、
高校生ひとりひとりと
“つながり”をつくりませんか?
これまでの
参加者数
延べ830人
参加者数 延べ830人
なにかを教える立場ではなく、否定せず関わることを大切にしています。
D×Pが取り組む社会課題
さまざまな境遇で
孤立してしまう10代。
わたしたちが取り組む社会課題は、10代の孤立です。10代の孤立は、不登校・中退・家庭内不和・経済困窮・いじめ・虐待・進路未定・無業などによって、いくつかの安心できる場や所属先を失ったときに起こります。日本には、中高生の不登校者数が約15万人、高校中退者数が約4.2万人、高校生の進路未決定者数は約6.7万人、10代の無業者が9万人(推計)となっており、7人に1人の子どもが貧困状態であるとされています。
D×Pは定時制高校での取り組み(オフライン)とLINE相談(オンライン)で、全国の10代と出会い、孤立を防ぐ“人とのつながり”をつくります。
活動内容
生きづらさを抱えた高校生に、
定時制高校で出会う。
定時制高校には、不登校経験・経済的困窮・発達障害などの生きづらさを抱えた高校生が多く在籍しています。
なかには、これまでの経験から「人なんて信用できへんわ」という生徒もいます。
困りごとを抱えた時も人に相談しづらい状況が生まれています。
高校生が「人とのつながり」を自身の力で獲得していくためにも、
多様な人と関わる経験や人と関わってよかったと思える経験をつくることを目指しています。
クレッシェンド
定時制高校で行っているD×Pの独自授業です。全4回を通じて、高校生とコンポーザーが対話し、
「この人になら自分のことを話してもいいかな」と思えるような関係をつくることを目指しています。
クレッシェンドの前には、2回の事前研修があり「否定せず関わる」の具体例もお伝えします。
授業例
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第1回プログラム
自己紹介ができるすごろくや簡単なゲームでコンポーザーのことや同じグループの生徒のことを知っていきます。一緒に4回の授業を進めてもいいと思える関係性をつくります。 -
第2回プログラム
コンポーザーは、過去のしんどかった経験や自分の考えなどをきっかけに生徒と対話します。生徒が「こんな生き方もある・こんな考え方もある」と知ること、コンポーザーを身近に感じられる関係性をつくります。 -
第3回プログラム
自分の過去や未来についてお題に沿ってグループのみんなで話します。生徒がグループの人に「自分のことを話してもいいかも。」と思える関係性をつくります。 -
第4回プログラム
「ちょっとでもやってみたいこと(=ユメ)」を考えて、表現します。自分の考えを話し、受け入れてもらえる環境とクラスメイトを今までより身近に感じられる関係性をつくります。
クレッシェンドに参加した卒業生の声
D×Pと関わりを持ってから、“外の世界”の見え方が変わってきた

やりたいことやどうなりたいかを本格的に考え出した

居場所事業
週1回、定時制高校の中に安心できる居心地の良い空間をつくります。
スタッフは、日々生まれる会話から困りごとを拾いサポートにつなげます。
コンポーザーは、訪れる生徒と雑談したりゲームで遊んだり。
また、コンポーザー自身の仕事や得意なことを通じて、生徒と関わる企画を実施しています。
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生徒とスタッフや生徒同士のつながりをつくるきっかけを提供します。食事や飲み物などの配布や季節に合わせた企画を実施するなど相談ごとがなくても訪れやすい場をつくります。
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先生やスクールソーシャルワーカーと連携し情報共有します。生徒が興味をもつ仕事をする大人から話を聞く企画や仕事体験ツアーへつなぐなど、進路に関する情報提供もしています。
D×Pの大切にする姿勢
高校生ひとりひとりと対話するために
大切にする2つの姿勢。
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否定せず
関わるどんな考えや価値観、在り方も否定せずに、なぜそう思うのかと背景に思いを馳せながら関わることです。関わりのなかで生まれる自分の気持ちも否定せず、相手も自分も大切にする姿勢です。 -
ひとりひとりと
向き合い、学ぶ肩書や性別、年齢に関係のないひとりひとりの考えや特性に目を向け、学ぼうとする姿勢です。たとえば、「LGBTの人」「やんちゃな生徒」のようにひとまとまりにせず関わります。
コンポーザーについて
不登校経験がある方、いろんな仕事を経験している方、家庭がしんどかった方、世界一周した方、
ずっと悩みながら生きているという方など、職業も経験も背景も様々な方が参加してくださっています。
コンポーザーとは、D×Pの取り組みに参加し、プログラムを一緒につくるメンバーという意味を込めています。
自分の価値観をそっと横に置く

私自身を認められてた感じがする

年齢
所属
ボランティア参加の流れ
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説明会に参加
コンポーザーについて詳しくD×Pのスタッフがご説明します。まずは話を聞きにいらしてください。 -
個別面談に参加・登録
コンポーザーをされたい理由や、高校生に対してお話いただく「過去のしんどかった経験」についてお聞きします。 -
案内メール後、参加表明
コンポーザー登録をすると、定期的にクレッシェンドや居場所事業の案内メールが届くようになります。全日程参加できるプログラムがあれば、メールに従い参加表明をします。 -
事前打ち合わせ
どんな高校生がいるのか、具体的にどんなプログラムなのかをご共有します。参加前のご不安な点をなんでもご相談いただけます。 -
クレッシェンド・居場所事業へ
クレッシェンドの授業の回数はおよそ全3回~4回ほどです。定時制高校の授業は平日夜間になります。19時頃に学校へと集合し、22時頃に解散します。
今後実施予定のクレッシェンド
【大阪・泉佐野市】大阪府立佐野工科高等学校 2年生(定時制)
事前打ち合わせ①2022年10月15日(土)14:00〜17:00@D×P事務所(天満橋)
事前打ち合わせ②2022年11月6日(日)14:00〜17:00@D×P事務所(天満橋)
2022年11月14日(月)19:00学校集合~22:00解散予定
2022年11月21日(月)19:00学校集合~22:00解散予定
2022年11月28日(月)19:00学校集合~22:00解散予定
2022年12月5日(月)19:00学校集合~22:00解散予定
よくあるご質問
- 感染症対策はどのようにしていますか?
コンポーザーの活動には、文部科学省や教育委員会のガイドラインに基づき以下の感染症対策を行います。
- 参加前に、スタッフおよびコンポーザーは検温を行います。当日、体調不良や熱のある方は参加をご遠慮ください。
- スタッフおよびコンポーザーは手洗い・うがいを徹底します。
- スタッフおよびコンポーザーは全員マスクを着用します(マスクをお手持ちでない場合はご相談ください)
- 使用教室の机やワーク物品の消毒を行います。
- 利用するワーク物品はなるべく共有しないようにし、共有する場合は使用前に手指の消毒をいたします。
- 常に窓をあけて換気を行います。
- コンポーザーの条件が原則20~45歳なのはなぜですか?
高校生と年齢が近いほうが、高校生と共通の話題を持ちやすく対話がしやすくなるためです。クレッシェンドでは、大学生活や仕事のことも高校生に話していただきますので、ある程度大学生活や仕事を経験された方にお願いしたく、原則20歳からとしています。
また、45歳以上ですと高校生にとっては保護者の年齢と近くなります。心理的なハードルが高まる高校生もいることもあり、年齢での区切りを設けています。- クレッシェンドや居場所事業は、どこの学校で実施していますか?
2021年度の実施高校は、京都市立伏見工業高等学校(定時制)/京都市立西京高等学校(定時制)/京都市立京都奏和高等学校(定時制)と大阪南部の定時制高校の4校です。
- 不登校経験があったり、経済的にしんどい状況があったり。そういった事情を抱えた高校生と話すのは初めてで、自分にできるのか不安です。
D×Pの大切にする姿勢「否定せず関わる」「ひとりひとりと向き合い、学ぶ」を大切に高校生と関わることをお願いしています。関わるなかでどうしよう?と思うこともあるかもしれません。その時にもこの姿勢に立ち返っていただけたらと思います。
また、高校生と関わる前に事前打ち合わせがあります。そこで、「否定せず関わる」など大切にする姿勢を体現するためのシミュレーション、実際の高校生との関わりや注意点について具体的に知ったり、スタッフからフィードバックを受けることもできます。
コンポーザー募集説明会
参加申し込みフォーム
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