D×Pタイムズ
D×Pと社会を『かけ合わせる』ニュース
D×P×スタッフ

【2022年11月のD×Pまとめ】「自分の思っていることを全て聞いてもらえてよかった」学校生活に悩んでいた10代からのメッセージ

ユキサキチャットの登録者数は、11月末時点で9,527名となりました。10代から学校や進路に関する相談も多く届いています。ユキサキチャットの存在が後押しになって、相談者さんの置かれている状況が改善した報告が届くのは嬉しい瞬間です。11月は、学校は文化祭の時期。スタッフも文化祭に参加させていただきました。また、徐々に寒くなるなかで、街中フリーカフェに訪れる10代にはカイロなど暖かいものを配布することも始めています。

11月の活動のまとめをご覧ください!

もくじ

・今月の相談者さんから届いたメッセージ
・ユキサキチャットの活動
・学校現場での活動。スタッフが文化祭に参加!
・街中アウトリーチ、広報スタッフも参加しました
「特定妊婦」について今井が解説
・チャリティーアイテムでのご寄付ありがとうございます!

今月の相談者さんから届いたメッセージ

今月届いた相談者さんからのメッセージを一部、皆様に紹介させていただきます。

D×Pでは相談者さんの所持する調理器具やアレルギー等、ひとりひとりの状況をヒアリングした上で食糧支援を行なっています。

10代から学校や進路に関する相談も多いです。

ユキサキチャットの存在が後押しになって、相談者さんの置かれている状況が改善した報告が届くのは嬉しい瞬間です。

こちらの相談者さんは初め意気消沈されていたのですが、現金給付や食糧支援を合わせた関わりを続けるうちに状況は改善されたようです。

(※掲載にはご本人の許可をいただいております。)

ユキサキチャットの活動

ユキサキチャットによる11/17時点での累計支援数です。

[サッカーの稲葉選手から今月は34kgのお米をいただきました]
稲葉選手とは1ヶ月走った距離分のお米をご寄付いただくパートナーシップを結んでいます。今月いただいた34kgのお米は早速若者たちに届けました!

D×Pの食糧支援とは?
親に頼れず困窮する25歳までの人に約30食をすぐに届けます。届ける食品は、パスタやパスタソース、レトルトのカレー、缶詰、お米など。食糧支援を実施する相談者の多くは日用品も我慢していることが多いため、マスクや生理用品、ボディーソープなど必要なものがないかを選択式のフォームで尋ね、回答があったものを一緒にお届けします
ユキサキチャットでやりとりを続け、食糧を届けながら生活の安定までを並走します。

【近くに困っている若者がいたらユキサキチャットを紹介してください】

年末までに1万食のごはんを若者に届けます。

2022年、生活に欠かせないものが少しずつ値上げされています。若者の中には買い物の頻度を減らしたり、安く売っている別のものに切り替えたりなど工夫している人もいます。「まだ大丈夫だけど、今後も値上げが続くと不安」と感じている若者もいます。

そこで、よければ不安や困難を抱える若年層を支えるためにユキサキチャットやユキサキ支援パックの情報シェアで応援してください!保護者にたよれず困窮する若者へ、ひとりでも多くこの情報を届けたいと思っています。

本人が自力でこういった情報にたどりつくのは難しいことです。力を合わせて情報をリレーしながら生活に不安を抱える若年層に届けていければと思っています。

【食べ物・物品を寄付する】

【Amazonほしい物リストから寄付する】

学校現場での活動

居場所事業を実施している学校の文化祭に、スタッフが参加しました。

話す機会が少なかった生徒と関わること、ひとりで過ごしている生徒も楽しさを感じられることを目的に◯×クイズの出題や、フリースローのブースを担当しました。

今回の文化祭がきっかけで多くの生徒と関わることができました。

【2年生のクレッシェンドがはじまりました!】

今月から2年生のクレッシェンドが始まりました。生徒が進路を考え始める時期に、否定せず関わりながらこれからについて一緒に考えていっています。人とのつながりを感じることで、生徒が「参加してよかったな」と思えるような時間をつくっていきます!

過去のクレッシェンドの様子をイメージとして挿入しています。

初回の活動ではサイコロトークを通じて好きなものについて話したり、木製のブロックを使うワークで一緒に楽しむ時間をつくりました。話す際に自信がない様子の生徒もいるため、次回はコンポーザーの方々の過去の辛かった経験や当時から今までの感情を伝えることを通じて、生徒も自身の考えを表現しやすい場をつくることを目標に関わっていきます。

クレッシェンドとは?
通信制・定時制高校で行っているD×Pの独自プログラム。高校生とD×Pのボランティア「コンポーザー」が対話する全4回の授業です。ひとりひとりに寄り添いながら関係性を築き、人と関わってよかったと思える経験をつくります。

街中アウトリーチの活動

大阪ミナミの繁華街、通称「グリ下」のアウトリーチ活動では引き続き居場所になるフリーカフェを設置し、帰る場所がない等、困窮している若者に食事等を配りつつ関わっています。現状は週1回、形を考えつつもスタッフ8人体制で試験的に運営しています。

今回、広報担当者もスタッフとして参加してきました。

場所を設営している段階から数人の若者が「久しぶり~」と集まり、スタッフに親しげに話しかけます。初めて参加した私にも「初めて会いますよね」と気軽に声をかける若者もいました。

配布用に用意したパンは「お腹すいた~」と若者たちが取っていきました。受け取る際は丁寧に頭を下げてお礼を言う若者もいました。寒さが厳しい季節になったので、配布したカイロを握りしめている若者が多かったのも印象的でした。合計で20~30人は訪れていました。若者たちの背景や身の上話を聞いているうちに、居場所を見つけるためSNSを通じて繁華街で集う若者を取り巻く状況の一端を感じました。

このエリアは行政やNPOを含めてアウトリーチできている団体がまだ少なく、若者との対話を続けて、これからの支援の形について引き続き考えていきます。

【助産師などの専門家に相談できるユース世代向け施設・医療機関と業務提携】

フリーカフェで出会う若者が困ったとき、一緒に行ける医療機関や専門家に相談できる体制をつくります。スマルナステーションを運営する株式会社ネクイノ、医療法人 大生曾 さくま診療所と業務提携を開始しました。

フリーカフェでは生理用品やコンドーム等の無料配布も実施しており、聞かれる雑談の中には「性に関する話」も多いです。ただし妊娠検査薬は一般医薬品であり、無料/有料にかかわらず無資格で配布できません。

無料配布ができないために不安に感じている声を聞くきっかけをつくりづらいということがありました。また、もし相談を受けたとしてもスタッフが医療的な分野には回答できないため、適切なサポートにつなげることができるタイミングを逃してしまうのではないかという懸念もありました。

今回の業務提携により、彼らが困ったときに一緒に行ける医療機関や専門家に相談できる体制を実現することができました。フリーカフェ利用者とつながるSNSやテント内で情報提供を行ない相談のきっかけをつくります。また、相談者から希望がある場合は同行支援も行なう予定です。

「特定妊婦」について今井が解説

YouTubeに動画をアップしました!

ユキサキチャットでは特定妊婦の方・10代で妊娠している方からの相談が増えています。今回は特定妊婦ついて、代表の今井が解説する動画をアップしました。
この動画を通して特定妊婦が置かれている状況や、取り巻く課題を伝えたいです。

これからもD×Pが関わる若者の実情や社会をテーマに動画をアップする予定なので、是非ともチャンネル登録をお願いします!もうすぐ登録者が1000人になります!

チャリティーアイテムで合計119,660円のご寄付をいただきました!

JAMMINさんとコラボしたD×Pのチャリティーアイテム販売が終了しました。たくさんの方にご購入いただきました。1商品700円の寄付で合計119,660円の寄付が集まりました!ご購入いただいた方、シェアしてくださったみなさまありがとうございます。集まった寄付は若者にごはんを届けるための活動に使わせていただきます。


Share

Top