D×Pタイムズ
D×Pと社会を『かけ合わせる』ニュース
D×P×10代

虫が好きなYさんとミツバチと一緒に働く「養蜂場」の見学に行きました!

2019年12月2日(月)、大阪府内の定時制高校に通う高校3年生、Yさんと-国産はちみつ-hachiiro 様にライブツアーに行きました!

仕事体験ツアーは、高校生ひとりひとりの希望や状態に合わせた「働く具体的なイメージを持てる機会」として、パートナー企業の方々と一緒につくる職場見学やインターンシップ企画です。

Yさんの仕事体験ツアー内容

訪問先:-国産はちみつ-hachiiro
事業内容:養蜂業
実施内容:事業説明、職場見学、質疑応答

「雨だけど、行きたいなぁ」

虫が好きなYさん、今日養蜂を仕事にしている人と会えることを楽しみにしていたようです。出発前に話を聞くと、「聞いてみたいことが色々ある。いつからミツバチが好きなのかとか、ミツバチの寿命ってどれくらいあるのかとか」と話していました。ただミツバチは雨に弱いため、雨が降っていたこの日は中止の可能性もありました。

「雨だけど、行きたいなぁ」と心配しながら、雨が止むという予報を信じて、現地に向かいました。

「ミツバチって、かわいいな」

訪問先に着いてしばらくすると雨が止み、何とかミツバチの巣箱を見学することができました。養蜂家の方が巣箱を開けると、その箱では約1万匹のミツバチが巣を作っていました。

Yさん自身、これだけ多くのミツバチを見るのは初めてだったようで、とても驚いていました。また養蜂家の方からは、ミツバチ一匹一匹は性格も役割も違うこと、それを見極めてどう人が手を加えるのかを考えて仕事をしているということを聞いて、感心していました。

最初はミツバチに刺されることを少し怖がっていたYさんでしたが、間近でミツバチの様子を見たり、話を聞いてミツバチのことを知ったりすることで恐怖心が消えたのか、最後には「ミツバチって、かわいいな」と話していました。

「自分は生き物と関わることが好きだと思う。」

見学が終わってから、Yさんから聞いた一言です。春以降になるとミツバチの行動も活発になり、ハチミツを収穫する作業も経験できるということで、「また行って作業を体験したい」と話していました。

-国産はちみつ-hachiiro様にも話を聞いてみました!

事前に虫好きな生徒が見学に来るということは聞いていたのですが、どんな生徒が来るのだろうと楽しみにしていました。実際に彼がミツバチの様子を見ている姿はとても活き活きとしていて、目も輝いていました。

ミツバチのことをかわいいと言ってくれていたのも嬉しかったです。ぜひ彼には春のハチミツ収穫の時期にまた来てもらって、もっとミツバチと関わる仕事について知ってもらいたいと思っています。重たい巣箱を運ぶ重めの作業から、ハチミツを取る前に巣をナイフで切り取る軽めの作業もあるので、彼に合った作業をしてもらえたらと思っています。


養蜂場の方が高校生の職場体験を受け入れて下さると決まってから、真っ先に一緒に行きたいと思った生徒がYさんでした。普段、居場所事業で関わるなかで、虫や生き物の話を活き活きとしている様子が印象的だったからです。

出発前には図鑑を見ながらハチについて学んでいましたが、養蜂場で見聞きする情報は図鑑に載っていないものがほとんどで、一つひとつの情報を興味深く聞いていました。終了後に学校に帰って振り返りをしていると、「行けてよかった。これからもいろいろな体験をしたい。アルバイトもしてみたい。卒業したら働きたい」と話していました。

高校生の受け入れをしてくださった-国産はちみつ-hachiiro様、当日引率をしてくださった先生、関係者のみなさまありがとうございました。


Share

Top