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「見るだけじゃわからんって思って」ー吹っ切れた先に転がっていた出会い

こんにちは、D×P広報インターンの今井健翔です。ワールドチャレンジ募金でみなさんからいただいた寄付で海外に飛び出した一人の高校生がいます。

その高校生の名前は、二茶(にちゃ)。

この年代でひとりで海外に行くって、結構勇気がいるんじゃないかって僕は思います。彼女にインタビューする前、「二茶に何を聞こうかな」「もしかしたらクルーズは大変な経験だったんじゃないかな」って、色々考えていました。

でも二茶はそんな不安を蹴飛ばすように話してくれました。意外な話が多くて、いい意味で裏切られました。

やっぱり旅ってなにがあるのかわからない。だからその経験を覗いてみたくなります。

今回、ワールドチャレンジ募金に寄付いただいたみなさんの代わりに、広報インターン生(当時)の「たけるん」こと今井健翔と、D×P職員の「さっさん」こと佐々木貴史が、二茶にクルーズでのことをあれこれ聞いてきました〜!

逆に吹っ切れたかなって感じで

たけるん:なんで10日間の船旅ピースボートに参加しようと思ったの?何が決め手やったん?

二茶:決め手ですか? まず船に乗ったことなくて、それが決め手でした。どんなんなんだろうっていう。

さっさん:短距離もないん?初めてなんや?

二茶:短距離も全然なくて。寝泊まりとかも。

たけるん:ちょっと海に出るのとかもないん?

二茶:厳島神社行った時に乗っただけで。あれは船と呼べないし

さっさん:確かに(笑)。切符買って乗るだけやもんな

たけるん:GWクルーズは1人での参加やけど不安とかなかった?

二茶:最初は1人だと思ってなくって。(参加者が)3人いるって聞いて決めたんで(笑)。

さっさん:3人応募あったんやけど、いろんな諸事情でみんなキャンセルになってしまって

二茶:最終的に「あれ?自分1人じゃない?」って思って。逆に吹っ切れたかなって感じで。もう覚悟するしかない。それで普通に1人旅みたいな感じになってしまったっていう(笑)。

たけるん:そうやったんや。しかも船の中に若い世代が少なかったから、逆に少人数で団結したって聞いたんやけど…

二茶:若い人たちの集まりがあったんです。30、40代の人もいれて集まっても20人行かないんです。スタッフが集まりましょうって言って、呼び寄せられましたね

たけるん:その集まりでどんなことをするの?

二茶:初めましてやったので自己紹介とか。一斉に集められて何をするんやろって

たけるん:その人たちと一緒に行動してたん?

二茶:だいたいその場所で、今後一緒に回るメンバーが決まっていく感じでした。

旅の最中に出会ったちょっと面白い人

たけるん:韓国に行ったと思うんやけど、どこか印象的な場所はあった?

二茶:世界遺産巡って、※韓国の白川郷って言われてる場所。そこが綺麗でした。

さっさん:何があったん?

二茶:寺院です。石像みたいな。あと一緒に行った人が、古墳の上登ってました。

さっさん:それよく聞く観光地に行って悪いことする人ちゃうん(笑)

二茶:悪いことする人でしたよ(笑)

たけるん:どんなことしてる人だった?

二茶:ダンスが好きっていってて、不思議な体操を急におばさまたちと踊ってました。エアロビみたいな感じで。しかも古墳登りだしたでこの人みたいな。

たけるん:他にはどんな人がいた?

二茶:元スポーツトレーナーがいて。ジム行ってた時にめっちゃしごかれたり。運動が足りないってことで。エレベーター使うなと言われまして。ずっと階段でしたよ。

ここは良洞民俗村という場所。美しい自然と古民家が混ざり合い、韓国の白川郷と呼ばれている。

たけるん:確かに船の中って運動しなさそうやな。どこか面白そうなイベントには行った?

二茶:行きましたね。一回ダンスに参加したんですよ。見るだけじゃわからんと思って、一回やりました。他には定期的に誰かが座談会を開いてて、行ったりしてました。

写真奥左がさっさん。奥右が広報インターン(当時)のたけるん

オクラだと思ったらししとうだった(笑)

たけるん:韓国のご飯美味しかった?

二茶:めっちゃ辛い。なんも食べれなかった。カニが有名で食べたけど、辛すぎてカニの味がしなかったです。あとオクラやと思ってししとう食べたりとかしちゃって。緑やから食べれるかなって(笑)

さっさん:赤いやつより緑の方が辛いからね。2時間くらい悶えたんちゃう?

二茶:そんなにでした。わからず2、3個食べちゃってました。

普段だったら会えない人達

たけるん:ホームシックとかならなかった?

二茶:特に(笑)。下に降りたら誰かが何かをしてるんで、人の気配を感じてました。普通の一人旅とは違いますよね。寂しくなったらいつでも喋れる環境があるんです。

たけるん:安心感がありそうでいいなあ。日本恋しいなとは思わなかった?

二茶:船の中は結構日本人がいたんで。動く日本みたいな感じで。なんか一種の村みたい。「えらい高齢化の村やなって。17人しか若者おらんでって。超高齢化やでってみんなで笑ってた。」

たけるん:それ真剣に考えたらあんまり笑えへんかも。旅自体は結構淡々と乗り切った感じやったのかな?

二茶:後半は淡々といけたかなって。佐世保とか行ったら気が楽でしたよね。日本来たっていう感じで。安心感っていうか。

たけるん:1日目と最終日で何か変化はあった?

二茶:知り合いが増えてよかったなって。普段だと出会えない人なので。話を聞いてると船に何回も乗るために、仕事辞めましたとか。そういうのは自分の発想じゃないなって。

さっきの自然の景観とは打って変わって、街の雰囲気は別物だ。いろんな場所に訪れたんやね

逆にスタッフとして行ったら楽しそう

たけるん:最後に、旅行に行ってみてどうだった?

二茶:初めての船旅としてはよかったのかなって思います。でも何回も続けようとは正直思わないかな。

たけるん:そんなんや。それはどうして?

二茶:船の旅が中心で、移動時間がちょっと長いかなって。ちょっとどこかによる、て感じのバランスで考えてる人はいいと思うんですけど。海外に行きたいなって思う人には、船はあんまりオススメしないかも。船のイベントや行事に参加したい人には良いと思ってます。お客さんで行くんじゃなくて、スタッフとして行ったら楽しそうだなって思いました。

さっさん:ちなみにスタッフで行くんなら何がしたい?

二茶:クレーム対応面白そうじゃないですか、。

たけるん:怒ってる人見るの好きなん?

二茶:どうやったら慰められるんだろうって思ってしまう。どうやったら落ち着かせるのみたいな。

さっさん:そうなんや。そういうことに興味があるんだ(笑)


自分の世界から勇気を出して飛び込んでみる。

どんな経験ができるのかわからないけど、まずは飛び込んでみる。

旅の様子を話す二茶はとても楽しそうで、正直羨ましくなってしまいました。彼女がこの先もいろんなことに飛び込んでいく姿が浮かんでくるような、そんなインタビューになりました。

記事:今井健翔(当時D×P広報インターン)/写真:磯みずほ(広報・ファンドレイジングスタッフ)

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