年末年始、親に頼れない若者(15〜25歳)に最大900万円の現金給付を実施。また4万食の食糧支援を実施します。

認定NPO法人D×P(ディーピー)では、親に頼れない15歳〜25歳の若者最大300名に3万円の現金給付と、4万食の食糧支援ができる状況をつくります。D×Pでは、12月29日までLINE相談窓口「ユキサキチャット」を開き、ひとりでも多くの孤立する若者が安心して年始を迎えられる体制をつくります。

2022年から始まった生活必需品の値上げは2023年も影響が続き、落ち着きが見えにくい状態になっています。
政府は物価高対策として、住民税非課税世帯に対して1世帯あたり7万円の追加給付の方針を決定しました。しかし、私たちがサポートしている若者は、親や周囲に頼れず、世帯に給付しても若者まで直接届かないことが課題です。

これまでに生活を切り詰め心身を壊してしまった若者や、返済や支払いに追われ現在も満足に生活が送れない若者の状況は深刻です。

親に頼れない15歳〜25歳までの若者に、D×Pからひとり3万円の給付を最大900万円分、1箱30食入りの食糧支援を4万食行ないます。

年末年始の連休は、孤立を深めやすい

年末年始は、若者が何かあったときに頼れる人や物へのアクセスが難しい時期です。
普段からやり取りをする行政など公的機関の相談窓口が閉まる、何かあったときに相談できる友人・知人が実家に帰ってしまうなど、家族にも頼れない若者は孤立を深めやすい時期。
それにより、緊急対応が遅れてしまう、何かあったとき一人で抱え込んでしまうなど 八方塞がりの状態になります。また、私たちがリスクに感じていることは、頼る先や、逃げ込む場所が少なくなる八方塞がりの状態のとき、消費者金融や闇バイトに流れ込んでしまう選択をとってしまうのではないか、ということです。

そのために、孤立を未然に防ぐことと、厳しい年末年始は若者からのSOSを逃さず対応できることが必要だと考えています。

まずは最大300名に3万円の現金給付と、食糧支援で年末年始を乗り切ることができるようにサポートします。D×Pではひとりでも多くの孤立する若者が安心して年始を迎えられる体制をつくります。

D×Pが行なう現金給付と食糧支援

D×Pでは、若年層が気軽に相談できるようLINEを使った相談事業「ユキサキチャット」を運営しています。届いた相談のうち、緊急でサポートが必要な25歳までの若者に対して、現金給付・食糧支援を行なってきました。まずは安心できる環境をつくり、継続して関わるなかで就職や福祉制度の利用などによって安定して生活できるようにサポートしています。

※この支援は、応募したら必ずもらえるというわけではありません。保護者など経済的頼り先があるか、貯金や借金があるかなど本人の経済状況はどうかなど相談の内容や状況によって決定します。
給付の目的は、生活費、家賃、学費など。ライフラインの滞納の解消・引越し・医療費など一度に大きな出費がある場合は緊急支援パックで8万円を給付します。
約30食をすぐに届けます。届ける食品は、パスタやパスタソース、レトルトのカレー、缶詰、お米など。食糧支援を実施する相談者の多くは日用品も我慢していることが多いため、生理用品、ボディーソープなど必要であれば一緒にお届けします。

数字で見るユキサキチャットの取り組み

「食糧が届いてから体調がよくなってきました」ひろしさんの声

Case 01

「家族に頼れない中、学費と生活費をアルバイトで稼ぎながら大学院で学んでいました。学費が払えず学校を退学になる可能性があると知りました。体調がよくなく2週間スープで過ごし3キロ痩せました。」D×Pを知り、ユキサキチャットにつながった大学院生の、ひろしさん(仮名)。すぐに給付を決定し、現金給付と食糧支援も実施しました。

「相談当初は体調を崩していましたが、食糧が届いてからだんだん良くなりました。」 支払えなかった学費もひろしさんが学校で手続きをして減免に。ひろしさんが修士論文を進める間も食糧を届け、無事に大学院を卒業。その後の就職も決まりました。

「年末年始もご飯を食べて過ごすことができました」現金給付や食糧を受け取った方からのメッセージ

現金給付や食糧を受け取った方からの、メッセージをご紹介します。学生の方、ひとり親で子育てをしている方など状況は様々ですが、現金給付やごはんを受け取り、薬が買えるようになった、安心して生活ができているという声が届きました。(メッセージは掲載の許可をいただいています)

D×Pの現金給付と食糧支援は、これからのことを一緒に考えていくための取り組みです。給付後もやりとりを続け、生活の安定までサポートしています。

若者から多くの相談が届いています

2023年度に現金給付でサポートした若者は279名。想定以上にたくさんの若者が困難な状況に立たされています。

母親は精神疾患を患っており働けない状態です。父親も体調を崩して倒れてしまい、私が深夜まで動くようになりました。仕事と親のサポートで心身疲れています。毎日生活するのがやっとで、ご飯はしっかり食べることができません。服や生活用品も買えない状況です。今の時点での手持ちでは年末年始の生活は確実に無理で、毎日毎日どうしたらいいのか、どうなるのか不安です。
おかずを買うお金がなく、お米だけを食べて生活しています。家族とは仲が悪く親からお金をせびられたこともあって、一緒に暮らすということも出来ないです。 自分の携帯代も払えなくなり、携帯番号も無くなり今はポケットWi-Fiを借りて生活しています。この先の生活を考えるだけで涙が出てきます。
とにかくお金が無くこの先が不安です。やっていけそうと思える日もあればそうでない日もあります。光熱費や通信費、生理用品を購入する為やむなく使用した電子決済などが払えていないです。恥ずかしい話ですがコンタクトレンズを購入するお金も無く、メガネも壊れてしまって数ヶ月同じコンタクトレンズを使用しています。

まずは安心して生活できる環境を。寄付で若者の生活を支えませんか?

物価上昇は私たち全員の生活に影響していますが、中でも低所得世帯への負担感はより大きくなります。
みずほリサーチ&テクノロジーズが発表したレポートによると、「食料・エネルギー価格が上昇すると、低所得世帯ほど相対的に負担が重くなる」との推計がありました。年収に対する食料・エネルギーの負担率の増分を比較すると、年収1,000万円以上世帯では0.5%の増加にとどまる一方、年収300万円未満世帯では1.8%の増加となります。

食料やエネルギー(電気・ガス)は暮らしに欠かせないもので、大幅な削減が難しいため、低所得世帯の家計全体に占める食料やエネルギーの割合が上がります。物価上昇は多くの人にとって生活を揺るがす出来事であり、困窮する人ほど負担を背負う構造が今後も続くことが予想されます。事実、私たちD×Pには食糧支援を求める若者の数が昨対比1.8倍のペースで増えています。

認定NPO法人D×P(ディーピー)で食糧支援を希望する若者の2人に1人が「ごはんを食べない日がある」と答えています。また届く相談のなかにも、「家を追い出されそう」「スマホ代が払えていない」「ガスが止まりそう」などライフラインの滞納の相談や「メンタルの不調を感じているが病院に行くお金がない」という声も寄せられています。

にも頼れず、自分で自分を追い込んでしまう前に、安心できる環境を整えることが大切です。

若者が何度でも無料で相談でき、長くつながり続けることができるのは、D×Pの取り組みに共感し寄付をしてくださる方がいるから。
進学や就職、支援機関や公的な制度などあらゆる可能性を提案できるユキサキチャットに、新しいセーフティネットの可能性を感じてくださっています。人とのつながりが得づらい時代に、寄付でセーフティネットを広げませんか?若者がみずからの命を絶ってしまう環境に置かないように。
まだまだ、困っている若者にユキサキチャットを届けたいと考えています。ぜひ、寄付で仲間になってください。

いますぐ寄付をする

①クラウドファンディングによる寄付

現在4500万円を集めるクラウドファンディングを実施しています。

親に頼ることができず、困窮している若者たちをサポートするため、D×Pは10月12日よりクラウドファンディングをスタートしました。現在4500万円を集めるため寄付を募集しています。

②毎月の定額寄付をする

わたしたちの活動は、毎月定額を寄付してくださる約3,000人のサポーターからのご支援で成り立っています。クレジットカードを使って今すぐ定額寄付を始めることができます!ともに若者を支えましょう。

今回のみのご寄付(単発)、その他の金額での寄付はこちらからできます

D×Pへの寄付は税控除の対象となります。

2015年6月8日付で、D×Pは大阪市の認定を受け「認定NPO法人」になりました。認定NPO法人とは、活動内容が適正であるとして各自治体から認定をうけた団体のことを指します。認定NPO法人へのご寄付は、税控除の対象となります。D×Pへ寄付していただくと、最大約40%のお金が戻ってきます!

よくいただく寄付に関するご質問

寄付金はどのようにつかわれますか?

皆様からの寄付金は、公立の定時制高校での授業や居場所事業の実施、ユキサキチャットでの相談、食糧支援や現金給付など、様々な機会提供のためプロジェクトの活動費として使わせていただいています。費目別で見ると、「人件費」が主なもので、食糧など直接10代に届ける「給付支援費」にも充てられています。活動報告書のなかにある会計報告ページで詳細にご報告していますので、ぜひご覧ください。
活動報告書・会計報告を見る

D×Pは、相談者や生徒ひとりひとりを支えるにはスタッフを支えることも非常に重要だと考えています。2022年4月にD×Pは全職員のベースアップを行いました。D×Pの人件費に関する考え方は以下をご覧ください。
お知らせ:認定NPO法人D×Pは2022年4月に全職員への賃上げを行いました。


寄付はどのような方法がありますか?

クレジットカード、口座振替、銀行振込にて対応しております。その他にも様々な寄付の方法がございます。

使用できるクレジットカードは以下の通りです。

  • VISA
  • MASTER
  • JCB
  • AMEX
  • DINERS

食糧品(日用品・マスクを含む)の寄贈は受け付けておりません。詳細は、「Q.10代に食糧を直接届けたいです。D×Pへお送りしてもいいですか?」をご覧ください。

法人としての寄付を検討しています。相談はできますか?

ご検討いただきありがとうございます。具体的なご相談については担当の熊井がご対応しますので、お問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。

月額寄付ではなく、1回のみの寄付はできますか?

はい、可能です。ご都合のいい時に、ご自由な金額でご寄付いただける「今回のみのご寄付」を承っております。今回のみの寄付をするからお手続きください。

月額寄付の退会はできますか?

はい、できます。D×P寄付サポーター専用 お問い合わせフォームからご連絡をいただければ、3営業日以内に対応いたします。

毎月のご寄付の方法がクレジットカードの場合は、当月の課金が最後となり翌月の課金は行われません。
月末が休業日で弊社の対応が月を跨いでしまった場合、課金が行われてしまうことがありますが、後日課金取消で対応させていただきます。

毎月のご寄付の方法が銀行引落の場合は、退会の反映までに最大2ヶ月かかる可能性がございます。

どのくらいの税制優遇を受けることができますか?

最寄りの税務署でおたずねになるか、国税庁のサイトをご確認ください。個人の方は「税額控除」か「所得控除」のどちらか有利なほうを選ぶことができます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1263.htm
また、お住まいの地域によっては個人住民税の控除対象になる場合がございます。自治体によって異なるため、当団体ではお答えしかねますのでお手数ですが各自治体へお問い合わせくださいませ。

クレジットカード決済について
ROBOT PAYMENT社のシステムを利用しております。同社では、シマンテックSSLサーバ証明書を採用しており、入力情報は安全な形で送信されます。お客様情報も暗号化され厳重に保管されるため、第三者に漏れることはございません。また、クレジットカード番号は、当団体には開示されません。

個人情報について
ご登録いただきましたご住所・お電話番号・メールアドレス等の個人情報は、活動報告のためのメールマガジン送付、資料のご郵送、領収書のご郵送、お電話でのご確認のみに使用します。ご本人様の承諾なしに第三者に提供することはありません。

個人・法人の方で大きな額のご寄付をご検討されている方は、以下のお問い合わせフォームからご連絡ください。担当から折り返しご連絡いたします。

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