【募集終了】【求人】法務の視点から社会課題に取り組む!NPOの法務担当募集

こんにちは、認定NPO法人D×P(ディーピー)です!D×Pでは、法務担当の募集を開始しました。わたしたちの現場では「法律や制度では想定されなかった人やその境遇」に日々出会います。そのたびに、法的解釈と現実との狭間に悩みながら、顧問弁護士と相談し、よい決定をしようと奮闘しています。法務の視点から、社会課題に取り組むD×Pの法務担当になりませんか?

わたしたちが取り組む社会課題は、10代の孤立です。若者の孤立は、不登校・中退・家庭内不和・経済困窮・いじめ・虐待・進路未定・無業などによって、いくつかの安心できる場や所属先を失ったときに起こります。D×Pは定時制高校や繁華街での取り組み(オフライン)とLINE相談(オンライン)で、全国の10代と出会いサポートをしています。

代表メッセージ

D×Pのビジョンは「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」です。時に、制度や法律の狭間で困難を抱えてしまい、自分の未来に希望が持てない状況に置かれてしまう若者がいます。D×Pは創業期から、顧問弁護士の高橋先生のお力を借りながら事業を進めてきました。ひとりひとりが自分の未来に希望を持てる社会や組織とはどういうものなのか、どう実現していくのかを一緒に考え、アクションを起こすメンバーとともに、次の10年のD×Pをつくっていきたいと思います。ご応募お待ちしています。

今井 紀明
認定NPO法人D×P(ディーピー)理事長

1985年札幌生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)卒。神戸在住、ステップファザー。高校生のとき、イラクの子どもたちのために医療支援NGOを設立。その活動のために、当時、紛争地域だったイラクへ渡航。その際、現地の武装勢力に人質として拘束され、帰国後「自己責任」の言葉のもと日本社会から大きなバッシングを受ける。結果、対人恐怖症になるも、大学進学後友人らに支えられ復帰。偶然、中退・不登校を経験した10代と出会う。親や先生から否定された経験を持つ彼らと自身のバッシングされた経験が重なり、2012年にNPO法人D×Pを設立。
経済困窮、家庭事情などで孤立しやすい10代が頼れる先をつくるべく、LINE相談「ユキサキチャット」や定時制高校での授業や居場所事業を行なう。10代の声を聴いて伝えることを使命に、SNSなどで発信を続けている。

想定している仕事

  • 契約書起案やチェック・規約の整備

    全部門における契約書のチェックを行います。必要に応じて顧問弁護士とともに起案・精査を行います。また、利用規約や規定、社内ルールなどの整備や運用を行い、リスクヘッジしながらも実態に沿ったかたちづくりを目指します。
  • 個別案件の法的対応

    D×Pでは未整備のルールが多いため、ユキサキチャットやユースセンター、定時制高校などの各現場や、資金調達・労務等において、個別案件の法的解釈を求められる場面が多々あります。将来を見渡した最適な意思決定を経営陣とともに担います。
  • 認定NPO法人としての対応

    D×Pは大阪市から認証を受けた認定NPO法人です。情報を開示し、必要な手続き・申請を行います。5年に1度の監査や、必要なコンプライアンス体制の整備も担います。皆様が安心して寄付・応援できる組織づくり・情報公開を行います。

D×Pで働くとは

入社すると一緒に働くことになるスタッフに聞いてみました。

10代の孤立を解決するというミッションに向かって仕事ができる

バックオフィスは、他の部署で決まったことを粛々とやらないといけない面もあります。だからこそ疑問に感じることがあっても思考せず仕事をこなすということができてしまうと思います。D×Pは、働くメンバーのひとりひとりが「10代の孤立を解決する」というミッションに向かって仕事をしています。若者を孤立させないために本当に必要なことは何かを真剣に考えているメンバーとともに働くことで、自分のやっている些細な業務も大きな業務もビジョンに照らし合わせながら納得感をもって働くことができ、自身のモチベーションアップにもつながっていると感じています。
スタッフ中西

ないものをつくっていくことができる

社内制度やノウハウの蓄積が不十分なこともあり苦労することもありますが、ないものをつくっていける面白さがあります。新入社員がはいってきたことで課題に気付き「新人休息制度(入社直後の年次有給休暇が与えられていない期間に取得できる休暇制度)」をつくったことや、わかりづらかった仕組みを改善できたことも。
D×Pは業務委託スタッフを含めて41名の少ない人数ですが、その分組織の意思決定が見えやすいです。業務についても「もっとこうしたら」という意見を出せる、そして意見を求められる組織だと感じます。
スタッフ中西

自分の望む働き方を実現しやすい

D×Pではフレックスタイム制を採用しており1日の労働時間を自分で調整することができます。月の労働時間についても、私は週5日×8時間を基本として働いていますが、週4日の人も、週5日だけど7時間の時短勤務の人もいます。
D×Pの大切にする姿勢の一つである「ひとりひとりと向き合い、学ぶ」を、組織として、スタッフに対しても実践してくれているため、安心して働ける環境だと思います。
スタッフ中西

D×Pスタッフが大切にする4つの姿勢

全ての姿勢に共感し、体現しようとする人が働いています。

  • 否定せず関わる

    相手や自分の価値観やあり方を否定せず、背景に思いを馳せて関わろう。「否定しない」と「関わる」の両方を大切にし続けたとき、だれかの可能性がひろがる環境が生まれる。
  • ひとりひとりと向き合い、学ぶ

    「◯◯の人たち」とまとめることなく、ひとりひとりに向き合おう。年齢や性別、社会的な肩書で決めつけず、それぞれのバックグラウンドを持つ人から学ぶ姿勢を持ち続けよう。
  • オーナーシップを持つ

    実現するのは、どこかのだれかではなく自分自身。自分の中に湧いた違和感に素通りせず、納得いくまで仕事をしよう。アイディアもいいけど、実現に向けて自ら一歩を踏み出そう。
  • 翻訳者になる

    世の中の多数の人に届かない、声なき声に気づいてすくいとろう。わかった気にならず、「現場」に足を運び肌で感じよう。そしてだれかに伝わる言葉に変える翻訳者になろう。

一緒に働く職員からのメッセージ

ディレクター
入谷 佐知

D×Pでは毎年新しい取り組みが生まれ、そのたびに「制度や法律をつくるときに想定されなかった人」と出会います。その都度、多様な視点から慎重にリスクヘッジしていきながらも、どうしたら解決・実現できるかを考え行動する姿勢が、D×Pの法務担当に求められています。社会課題に取り組むNPOだからこそ、ルールや制度を前にしても、ひとりひとりの若者の存在を忘れないでいたいです。「NPOの法務担当」の職種募集はあまり見かけませんが、D×Pにとってとても重要な仕事だと思っています。経営陣や顧問弁護士と一緒に議論し、よいあり方を考える法務担当になりませんか?

顧問弁護士からのメッセージ

顧問弁護士
高橋 健

D×Pさんの法務では、社内規定や契約書の整備などクラシカルな企業法務を扱っておられます。そのため幅広く会社法務に通じるリーガルマインドを養うことができる仕事だと思います。また、D×Pさんは積極的に社会課題に取り組み、これまでにないNPO法人としての役割を開拓されています。例えばユキサキチャット事業やユースセンター事業は挑戦的な事業であり、スタートアップにも近しいものです。そのため、法務面では「新しい法律上の課題」に直面します。ときにはその事業分野の開拓者として、各行政機関等とも連携・意見交換を図りながら、自ら「ルールメイキング」することもあり得ます。とてもダイナミックかつ刺激的な業務経験を積めるはずです。もちろん法的に絶対に超えてはならない場面では、ストップをかける役割を意識しつつも、D×Pさんが「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」の実現を目指していることを、法務面でも常に意識し、法的リスクのみに傾注し過ぎない姿勢が求められます。ここに、D×PさんというNPO法人の法務に携わる者の「苦悩」と「醍醐味」があるように感じています。このような法務に興味を持つ方と一緒にお仕事ができることを心より楽しみにしております。

募集要項

業務内容

・契約書の作成やチェック

・個別案件の法的対応(情報収集・法的解釈を行い、対応方針を顧問弁護士・経営企画とともに議論し決定)

・アライアンス対応(連携先団体/企業等のコンプライアンスチェックなど)

・未整備の規約や社内ルールの起案、構築、管理運営

・法改正への対応

・認定NPO法人としての所轄官庁への必要書類提出、事務手続き、監査対応等

※D×Pの経営管理部門の職員・アルバイトスタッフ数は、現在人事労務・総務チーム2名、経理チーム3名です。法務には専任がおらず、現在経理担当者1名が兼任している状態です。今回の募集では法務専任担当を募集し、全チーム2名以上の体制にしたいと考えています。

対象人物像

・D×Pが掲げる理念や「4つの姿勢」に共感できる方で、かつ自分ごととして実現に強くコミットしていきたいと思う方。
・適切な情報収集ができ、合理性と倫理に基づいた複数の選択肢を、各々のメリット、デメリットや予想される結果とともに示す事ができる方。そして、選択肢の中で最善な選択肢と思われる案とその理由を説明することができる方。
・未体験の案件や問題、環境の変化に対して恐れずに、面白がりながら解決に適した新たなアイディアを生み出すことができる方。
・「法的にどうか」だけではなく、それによって影響を受ける若者の存在や、業務上の効率性などにも目を向けながら、最適な案を考えていける方。

応募資格

・社会人経験が3年以上ある方(新卒採用はしていません)
・法務において実務経験が1年以上ある方、もしくは、法学部出身など法律を学んだことがある方
・大阪・天満橋事務所への出勤が可能な方
・社会人マナー・PCの基本的操作の理解や、基本的なビジネス文章を作成できる方

推奨経験・資格

・法務において実務経験が3年以上ある方

・ビジネス実務法務検定3級以上の方

勤務場所

D×P天満橋事務所、および、ご自宅
540-0032 大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋33号室(京阪線・大阪市営地下鉄 天満橋駅から徒歩2分

※現在、週2日程度の出勤と、週3日程度の在宅勤務を行っています。出勤頻度は変わることがあります。
※在宅勤務の場合、個人情報が守られる環境づくりをお願いしています。会議などでの話し声が同居人の方に聞かれないようなスペースが確保できることが条件となります。

雇用形態

契約社員(雇用契約を締結してからまずは1年契約を想定、契約更新の相談可能)
※週4日や業務委託スタッフからのスタートなど、契約形態はご相談可能です。

勤務時間

週5フルタイムの場合、フレックスタイム制度にて、9:00〜22:00の間で実働1日平均8時間

給与

契約社員(週5フルタイム)の場合、年収336〜480万円程度(相談可)
※スキル・経験・勤務可能時間に応じて相談の上、決定します。
※業績に応じて年3回(8月・12月・4月)寸志があります。

福利厚生

■社会保険(契約社員の場合):
健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険

■交通費:
実費支給(基本的に全額支給としておりますが、新幹線・飛行機・特急列車等を利用しての遠方からの通勤を希望される場合は上限を設けることがあります。)

■福利厚生(契約社員の場合):
・「つながり休暇」制度あり
※スタッフが、家族・友人・知人とつながる機会をつくるための休暇を年2回(有休)取得できる仕組みです。スタッフの社会関係資本構築のために利用してもらっています。
・新人休息制度(入社直後の年次有給休暇が与えられていない期間に取得できる休暇制度)
・書籍購入/研修参加費補助制度あり
・在宅勤務の場合はリモートワーク手当あり
・PC、Wi-Fi、携帯電話の貸与あり
・健康診断・インフルエンザ予防接種の補助あり
・育児・介護・産前産後休業制度あり
・子の看護休暇、介護休暇を有給で取得可能
・国内出張経費補助あり

休日・休暇

完全土日休み
年間126日の年間休日
※日曜日は原則勤務不可
※新人休息制度:入社から半年以内に使える有休が5日(週4勤務の場合4日)あります。
※年次有給休暇は入社半年後から取得できます。

募集人数

1名

応募締め切り

 2024年1月19日(金)まで

※なお、エントリーフォームをお送りいただいてから3営業日以内に書類選考の結果をお知らせします。

採用フロー

  1. エントリーフォームとPCスキルチェックシートのご送付 ▶その後書類選考

    PCスキルチェックシートはこちらからダウンロードして、エントリーフォームに添付してください。
  2. 一次面接(対面)

  3. 二次面接(オンライン)

  4. 課題のご提出

  5. 三次面接(対面)

※D×Pにおける面談は、「一方的に審査する場」ではありません。D×Pと応募者の方がお互いのことを知って、ともに働いていけるかを模索する場です。

D×Pでの働き方や仕事について、聞いてみたいという皆様へ

D×Pの採用募集にご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます!
D×Pでの働き方や仕事について相談できる「オンラインカジュアル面談(30分)」の場をご用意しています。

「選考を受ける前に、組織についてより詳しく聞いてみたい」「労働環境について詳しく知りたい」
「どのポジションがマッチするか相談したい」「これからどんな求人が出てきそう?」

という方におすすめです。
ぜひ一度ざっくばらんにお話しませんか?

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お問い合わせ

当求人に関するご質問や不明点はdp.saiyo@dreampossibility.com(担当:行政)までご連絡ください。

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