「最初は不安だったけれど、自然な流れでできた」はじめての接客業体験！
2023年3月6日(月)、大阪府内の定時制高校に通う3年生Tさんと「nimo alcamo(ニモ アルカモ)」様に仕事体験ツアーに行きました！
仕事体験ツアーは、高校生ひとりひとりの希望や状態に合わせた「働く具体的なイメージを持てる機会」として、パートナー企業の方々と一緒につくる職場見学やインターンシップ企画です。
Tさんの仕事体験ツアー内容
訪問先:nimo alcamo(ニモ アルカモ)
事業内容:飲食業
実施内容:接客・キッチン業務、質疑応答
10:30 開店準備 「お客さん来たら緊張しますよね」
清掃作業などを体験した後、体験希望のチェックリストを見ながら受入先の方に「次はどの作業する？」と聞かれて、一度お客さんの様子を見てから考えたいということで「皿洗い」と答えていました。
スタッフから開店前の感想を聞くと「静かなところで仕事するのが向いてる。でもお客さん来たら緊張しますよね」と答えました。
11:30 ランチ営業 「やったことないことは分からんけど、教えてもらったらできる」
最初のお客さんが来店した際には、受入先の方に続いて「こんにちは」と大きな声で挨拶し、その後は盛り付けや提供の様子を見ていました。
スタッフから「できそう？」と尋ねると「具材多いから……暗記パンくれ」と言い、盛り付けの順番や商品の内容を覚えられないことを心配しているようでしたが、受入先の方からデザートの提供を「やってみる？」と提案されると「食後のミニ豆花です。お皿お下げしますね」と言ってスムーズにこなしていました。
また、別のお客さんが来店した際には率先して「いらっしゃいませ」と挨拶したり、副菜やライスの盛り付けをしたりしていました。
スタッフから感想を聞くと「落ち着いた雰囲気だから焦ることがない。皿洗いとか『いらっしゃいませ』とか『ありがとうございました』とか基礎的なことはできた。やったことないことは分からんけど、教えてもらったらできる」と話していました。
14:30 振り返り 「最初は不安だったけれど、自然な流れでできた」
振り返りでは、スタッフからの質問に答える形で「静かで落ち着いているところが合っていると感じた。大きな声を出さなくてもいい店のサイズも良かった。雰囲気の良い、落ち着いたところで働きたい」と体験を通しての学びや次にやってみたいことを話していました。
また、今回の仕事内容が自分に合っていたかを聞くと「できないことはなかった。最初は不安だったけれど、自然な流れでできた」と答えていました。
nimo alcamo(ニモ アルカモ)様にも話を聞いてみました！
コミュニケーションを取るうちに店の流れを把握し、慣れてこられた様子でした。こちらから働きかけるよりも先にお客様にハッキリとした声で挨拶したり、食事後の食器を下げて洗ったりして、自分で判断して積極的に行動されていたことを嬉しく思いました。
また、テーブル拭きや食器拭き、掃除機かけ等のひとつひとつの作業を驚くほど丁寧にされていました。仕事に責任感を持って取り組んでくださっていることが伝わるような瞬間でした。
実は、体験前に「どんな仕事が向いているか分からない」と言っていたTさん。今回の体験を通して「落ち着いたところで働きたい」という視点を得られたのは、今後の仕事を考える上で一つの軸になるかもしれないなと感じました。
4月からの進路が決まっているTさん。今後も何かあったらいつでもD×Pに頼ってもらいたいと考えています。