【一次休止中】繁華街に位置するユースセンターに集まる若者と関わるアルバイトスタッフ募集!

こんにちは、認定NPO法人D×P(ディーピー)です!

わたしたちは2023年6月から繁華街(大阪・ミナミ)に「ユースセンター」を新設しました。グリ下(グリコの看板のある高架下の名称)から徒歩5分圏内の場所に、若者が安心して利用できる・主体的に活動できる居場所を運営しています。あたたかい食事の提供や、個別相談できる部屋を完備しており、ユースセンターの開設からこれまでの利用人数は延べ3678人、センターでの食事提供数は延べ2984食となりました。※2024年3月12日時点 繁華街にたどり着く若者は、これまでの大人との関わりを通して傷つき、不信感を持っているため、福祉的な支援に対してあきらめにも近い気持ちを抱いています。そして、犯罪などのさまざまなトラブルにも遭遇しています。

現在、ユースセンターに集まった若者からはさまざまな相談を受けています。ひとりひとりの若者の希望する状態を聞きながら、生活保護などの福祉支援、住居や居場所、妊娠や性被害相談などを専門とする他のNPOや病院など、さまざまな機関との連携し若者をサポートしています。

グリ下に集まる若者の口コミにより、日に日にユースセンターの利用者が増えています。 そこでこの度、ユースセンターを運営するアルバイトスタッフを募集します! ともにこの事業をつくりながら、繁華街で関わった10代の相談に応じることができる方からのご応募をおまちしています。

社会福祉士や精神保健福祉士の資格取得を目指している方からのご応募を歓迎しています!
※実習期間にお休み頂くことも可能です。ぜひご相談ください。

D×Pが取り組む社会課題

わたしたちが取り組む社会課題は、ユース世代の孤立です。若者の孤立は、不登校・中退・家庭内不和・経済困窮・いじめ・虐待・進路未定・無業などによって、いくつかの安心できる場や所属先を失ったときに起こります。D×Pは定時制高校や繁華街での取り組み(オフライン)とLINE相談(オンライン)で、全国のユース世代と出会いサポートをしています。

代表メッセージ

2023年6月にオープンしたミナミのユースセンター。オープンして約3ヶ月でのべ1157名(実数325名)の若者が訪れる場になりました。D×Pは創業期より、困難を抱えた10代を「待ちかまえる」のではなく、かれらにとって馴染みやすいかたちで「会いに行く」よう取り組んできました。定時制高校や通信制高校の学内での取り組みも、LINEを使った相談事業「ユキサキチャット」も同じ発想から生まれています。そして、D×Pにとって新たな事業となるユースセンターを共に創り上げてくださる方、お待ちしています!

今井 紀明
認定NPO法人D×P(ディーピー)理事長

1985年札幌生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)卒。神戸在住、ステップファザー。高校生のとき、イラクの子どもたちのために医療支援NGOを設立。その活動のために、当時、紛争地域だったイラクへ渡航。その際、現地の武装勢力に人質として拘束され、帰国後「自己責任」の言葉のもと日本社会から大きなバッシングを受ける。結果、対人恐怖症になるも、大学進学後友人らに支えられ復帰。偶然、中退・不登校を経験した10代と出会う。親や先生から否定された経験を持つ彼らと自身のバッシングされた経験が重なり、2012年にNPO法人D×Pを設立。
経済困窮、家庭事情などで孤立しやすい10代が頼れる先をつくるべく、LINE相談「ユキサキチャット」や定時制高校での授業や居場所事業を行なう。10代の声を聴いて伝えることを使命に、SNSなどで発信を続けている。

想定している仕事

  • ユースセンターの利用者対応

    ひとりひとりと共にユースセンターで過ごします。会話をしたり、ゲームや楽器などを一緒に楽しんだり、ひとつひとつの関わりから抱えるニーズをすくいとります。会話や行動から発せられる不安や困り、楽しみなど様々な声を逃さないように関わります。
  • ユースセンターの企画運営

    ひとりひとりの声を聴き、ユースセンターが安心できる場所であるためにどのような環境があるのかを考え、実行します。また、若者がやってみたいと思う機会の実現や、新しい文化や選択肢との出会いの機会をつくります。これまでカメラでミナミの好きな場所を撮影する企画やユースセンターのチラシ作り企画、季節に応じた企画などを行っています。
  • 同行支援、面談の補助

    職員と共に同行と面談に入ります。面談はひとりひとりの声をなかったことにしないために、気持ちを受け止め、D×Pができることや活用できる社会資源を提案します。同行では社会資源につながる不安の軽減と頼ってよかったと思える経験になるようにサポートします。

※「ユースセンターの企画運営」と「同行支援、面談の補助」においては、ご希望に併せてお任せする業務を相談して決めていきます!

どんな仕事?

入社すると一緒に働くことになるスタッフに聞いてみました。

Q. ユースセンターはどういうところ?

ミナミのユースセンターは、
・安心できる、本来家庭で得られるような経験ができてエネルギーをためられる場
・自分の意見が尊重され、主体的に活動できる場
・自分の未来について一緒に考える人と出会える場

この3つのコンセプトで運営しています。食事をつくって一緒に食べたり、絵を描いたり、寝転がったりできるような場になっています。医療・宿泊・お金・仕事など、本人にとって必要な支援につなげ、「温かいご飯を一緒に食べられた」「安心して寝れた」など、人として尊重される経験を得られる場にしています。
スタッフ野津

Q. 若者との関わりで大切にしていることは

D×Pでは、「ひとりひとりと向き合い、学ぶ」「否定せず関わる」姿勢を大切に、若者と関わります。過去の経験から大人に対しての不信感が強い人もいます。実際にミナミを歩いていた時に出会った若者に「誰?、おまわりさん?」と言われたこともあります。支援する・されるという一方通行的な関係ではなく、ひとりの人として関わっていくこと、そして、ひとりひとりが安心して自分らしく自己表現できる環境をつくることを大切にしています。ちょっとした愚痴や悩みも話せる関係性を築きながら、若者の困りごとや抱える課題をすくいとり必要な機会をつくっていきたいと思います。
スタッフ野津

Q. アルバイトスタッフにはどういったスキルが必要ですか?

ユースセンターで働く職員は、利用者本人の希望する状態を聞きながら、生活保護などの福祉支援、住居や居場所、妊娠や性被害相談などを専門とする他のNPOとの連携などさまざまな社会資源との連携・調整を行なっています。未成年の場合は、保護者とのやりとりが必要になる場合もあります。アルバイトスタッフは職員のような関わり方とは異なりますが、利用者本人との関わりだけでなく、他のスタッフと協力しながらさまざまな人との調整を丁寧にできる方と一緒に働きたいと考えています。
スタッフ野津

Q. どういった相談が多いですか?

性にまつわる相談(性病やセックス、予期せぬ妊娠など)がもっとも多いです。住むところ、お金にまつわること、ご自身の病気にまつわることなどの相談もあります。アルバイトスタッフも希望に応じて職員と共に相談対応や同行支援の補助に入っていただきます。なお、完全な担当者制ではなく、1人の若者に対して複数人のスタッフで関わることを原則としています。
スタッフ野津

D×Pスタッフが大切にする4つの姿勢

全ての姿勢に共感し、体現しようとする人が働いています。

  • 否定せず関わる

    相手や自分の価値観やあり方を否定せず、背景に思いを馳せて関わろう。「否定しない」と「関わる」の両方を大切にし続けたとき、だれかの可能性がひろがる環境が生まれる。
  • ひとりひとりと向き合い、学ぶ

    「◯◯の人たち」とまとめることなく、ひとりひとりに向き合おう。年齢や性別、社会的な肩書で決めつけず、それぞれのバックグラウンドを持つ人から学ぶ姿勢を持ち続けよう。
  • オーナーシップを持つ

    実現するのは、どこかのだれかではなく自分自身。自分の中に湧いた違和感に素通りせず、納得いくまで仕事をしよう。アイディアもいいけど、実現に向けて自ら一歩を踏み出そう。
  • 翻訳者になる

    世の中の多数の人に届かない、声なき声に気づいてすくいとろう。わかった気にならず、「現場」に足を運び肌で感じよう。そしてだれかに伝わる言葉に変える翻訳者になろう。

一緒に働く職員からのメッセージ

新規事業部 マネジャー
野津 岳史

これまで関わってきた若者の中には、確かに生きづらさを抱えている人もいますが、それはほんの一面にしか過ぎません。 ひとりひとりには、さまざまな面があります。面白い趣味をもっていたり、周りに気を配っていたりと「すごいな」「素敵だな」と感じることがたくさんあります。繁華街に集う若者の事件やニュースを目にすることが増えました。彼らの背景にもさまざまな生きづらさがあるように思えます。若者が本来の自分を発揮できず、周囲の環境によって生きづらさを抱えてしまうことは、とても残念なことです。『人とのつながり』を得られる環境をつくることを通して、ひとりひとりが自分の未来に希望を持てる社会を一緒につくりませんか?

オンライン採用説明会のアーカイブ動画

※必ずご視聴の上、ご応募ください。
2024年2月1日に開催したものを期間限定で公開しています。
すでにクローズしている求人のお話しも出てまいりますので、ご注意ください。

募集要項

業務内容

・ユースセンターでの利用者対応(雑談、相談の初期対応等)

・ユースセンターの企画運営

・ユースセンター運営のための会議や振り返り

・同行支援、面談の補助

※相談は職員に報告・相談しながら対応していきます。

対象人物像

D×Pが掲げる理念や「4つの姿勢」、アウトリーチ事業のミッションに共感できる方で、かつ自分ごととして実現に強くコミットしていきたいと思う方

・みずから積極的に繁華街などで出会うユース世代(13~25歳)と関わることができる方。

・関わるユース世代(13~25歳)の気持ちを第一に、粘り強く本人のタイミングを待ちながら伴走し続けたい気持ちのある方

・若者支援、福祉関係の仕事に興味がある方

応募資格

・ユースセンター実施場所への出勤が可能な方

・週2~3回以上の出勤が可能な方

勤務場所

ユースセンター 大阪市中央区難波(最寄り駅:なんば駅/大阪日本橋駅)※ユースセンターの住所は別途お知らせします。

雇用形態

パート・アルバイト

雇用期間

2025年5月末(それ以降は要相談)

※試用期間が2ヶ月あります

勤務時間

シフト制です。

<ユースセンター実施日>※火曜日と土曜日に開館しています。

14:00~23:00(うち60分休憩)

14:00-15:00 ケース会議

15:00-16:00 当日準備

16:00-22:00 開館

22:00-23:00 振り返り

<面談・同行支援の補助>

適宜1~2時間

※職員の指示の元、面談の立ち合いや、連携機関へ職員と一緒に同行します。

<準備日>

14:00-20:00 企画づくりや食事準備、対応の相談などユースセンター実施に向けての準備を行います

給与

時給1350円

募集人数

3名

福利厚生

■労災保険、雇用保険(週20時間以上の場合)

■交通費:実費支給(基本的に全額支給としておりますが、新幹線・飛行機・特急列車等を利用しての遠方からの通勤を希望される場合は上限を設けることがあります。)

応募締め切り

2024年3月31日(日)まで

※なお、エントリーフォームをお送りいただいてから3営業日以内に書類選考の結果をお知らせします。

採用フロー

  1. エントリーフォームとPCスキルチェックシートのご送付

    エントリーフォームをご送信ください。
  2. 書類選考

    メールにて書類選考の結果をお知らせします。
  3. 1次面接

  4. 現場同行(ユースセンターに実際に入り、利用者と関わる)

    ユースセンターは火曜日と土曜日に開館しています
  5. 2次面接

  6. 採用

※D×Pにおける面談は、「一方的に審査する場」ではありません。D×Pと応募者の方がお互いのことを知って、ともに働いていけるかを模索する場です。

D×Pでの働き方や仕事について、聞いてみたいという皆様へ

D×Pの採用募集にご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます!
D×Pでの働き方や仕事について相談できる「オンラインカジュアル面談(30分)」の場をご用意しています。

「選考を受ける前に、組織についてより詳しく聞いてみたい」「労働環境について詳しく知りたい」
「どのポジションがマッチするか相談したい」「これからどんな求人が出てきそう?」

という方におすすめです。
ぜひ一度ざっくばらんにお話しませんか?

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