“支援の手前”で若者と出会う!ユースセンターの運営を担う副センター長候補を募集

こんにちは、認定NPO法人D×P(ディーピー)です!ユースセンターの副センター長候補を募集します!

わたしたちは2023年6月に繁華街(大阪・ミナミ)で「ユースセンター」を新設し、2年以上が経ちました。ユースセンターのオープンからこれまでに274回開所し、延べ11,973人の若者に利用していただいています※2026年2月時点

“支援の手前”にいる若者たち

ユースセンターに来る若者の中には、家庭での暴力やネグレクト、不登校、人間関係の中での傷つきなど、さまざまな背景を抱えている方が少なくありません。一方で、彼らが身を置く繁華街には、搾取や犯罪、金銭トラブルといったリスクも存在しています。頼れる大人がいない中で、複数の困難が重なり、状況がさらに悪化していくこともあります。

こうした若者の中には、制度的な支援につながっていない、あるいはつながり続けることが難しい状況にあります。それは本人の意思や努力の問題というよりも、支援の仕組みそのものが、継続して通うことや、自分の状況を整理して伝えることを前提としているためです。また、これまでの経験から「大人に頼ること」自体にハードルを感じている場合もあります

そのため私たちは、若者を最初から「支援の対象」として捉えるのではなく、まず一人の人として関係をつくるところから始めています。
ユースセンターは、繁華街の中にあり、若者の生活の延長線上にある場所です。
「来てもらう場所」というよりも、「そこにある場所」に近い存在
です。

無理に関わりを求めることはしません。
同じ空間にいることを起点にしながら、若者が話したくなったときに関係が立ち上がる状態をつくっていきます。
安全を確保しつつ、関係が途切れないことを大切にしています。

正解のない現場で、運営を担う副センター長候補を募集!


こうした現場では、日々さまざまな出来事が起きます。若者同士の衝突やトラブル、スタッフ間での判断の揺れ、「どこまで関わるべきか」と迷う場面。明確な正解がない中で、その都度判断していく必要があります。

だからこそ求めているのは、現場を「うまく回す人」ではありません。何が起きているのかを捉え、言葉にし、チームで扱える状態をつくりながら、意思決定と運営を担っていく役割です。ルールで押さえ込むのでも、個人の問題として処理するのでもなく、状況を構造的に捉え、対話を通じて現場を前に進めていく。そうした積み重ねが、運営の土台になっていきます。すべてをルールにすることはできませんし、「正しさ」が一つに定まることもありません。それでも、決めつけずに考え続けながら、どこかで引き受けて決めることが求められます。

整っていない現場に向き合い続けたい方、
取りこぼしが生まれてしまう状況をそのままにしておけない方、
正解がなくても考え続けながら前に進みたい方と、一緒にこの現場をつくっていきたいと思っています。

D×Pが取り組む社会課題

わたしたちが取り組む社会課題は、ユース世代の孤立です。若者の孤立は、不登校・中退・家庭内不和・経済困窮・いじめ・虐待・進路未定・無業などによって、いくつかの安心できる場や所属先を失ったときに起こります。D×Pは定時制高校や繁華街での取り組み(オフライン)とLINE相談(オンライン)で、全国のユース世代と出会いサポートをしています。

代表メッセージ

2023年6月にオープンしたミナミのユースセンター。オープンして2年でのべ11,973名の若者が訪れる場になりました。ユースセンターのなかでの他愛ない雑談のなかに、ひとりひとりの困難な背景が見えてきています。D×Pでは、ユースセンターの副センター長候補として、現場の運営を担っていくメンバーを募集します。ともに事業をつくっていきましょう!

今井 紀明
認定NPO法人D×P(ディーピー)理事長

1985年札幌生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)卒。神戸在住、ステップファザー。高校生のとき、イラクの子どもたちのために医療支援NGOを設立。その活動のために、当時、紛争地域だったイラクへ渡航。その際、現地の武装勢力に人質として拘束され、帰国後「自己責任」の言葉のもと日本社会から大きなバッシングを受ける。結果、対人恐怖症になるも、大学進学後友人らに支えられ復帰。偶然、中退・不登校を経験した10代と出会う。親や先生から否定された経験を持つ彼らと自身のバッシングされた経験が重なり、2012年にNPO法人D×Pを設立。
経済困窮、家庭事情などで孤立しやすい10代が頼れる先をつくるべく、LINE相談「ユキサキチャット」や定時制高校での授業や居場所事業を行なう。10代の声を聴いて伝えることを使命に、SNSなどで発信を続けている。

想定している仕事

  • ユースセンター運営統括

    ユースセンター内で起きる課題に対し、一次対応として若者と直接対話し状況を把握。対話を踏まえて、個別対応・継続的関わり・ケース検討の要否などを整理し、現場に還元します。
  • チーム運営と学習循環

    スタッフが学び続けられる仕組み(振り返り・共有・ケース検討等)を運用し、PDCAを回します。日々の実践知を言語化し、チーム全体の対応力の質向上につなげます。
  • 運営改善と環境づくり

    現場で生じる課題や違和感をもとに、ユースセンターの運営や関わり方を改善。安全面の整備や備品管理、若者の意見反映や参画機会の設計を通じて、安心できる場を維持・向上させます。また、必要に応じて対応方針の案出しやケースの交通整理も担います。
  • 相談対応と地域連携の推進

    必要に応じて個別相談や同行支援に入り、若者の状況把握と対応を行います。また、地域連携や企画についても主担当職員と連携しながら、ユースセンター運営の視点から調整・推進に関わります。

どんな仕事?

入社すると一緒に働くことになるスタッフに聞いてみました。

Q.ユースセンターはどういうところ?

ミナミのユースセンターは、
・安心できてエネルギーをためられる場
・自分の意見が尊重され、主体的に活動できる場
・自分の未来について一緒に考える人と出会える場

この3つのコンセプトで運営しています。食事をつくって一緒に食べたり、絵を描いたり、寝転がったりできるような場になっています。医療・宿泊・お金・仕事など、本人にとって必要な支援につなげ、「温かいご飯を一緒に食べられた」「安心して寝れた」など、人として尊重される経験を得られる場にしています。
スタッフ野津

若者との関わりで大切にしていることは

.D×Pでは、「ひとりひとりと向き合い、学ぶ」「否定せず関わる」姿勢を大切に、若者と関わります。過去の経験から大人に対しての不信感が強い人もいます。実際にミナミを歩いていた時に出会った若者に「誰?、おまわりさん?」と言われたこともあります。支援する・されるという一方通行的な関係ではなく、ひとりの人として関わっていくこと、そして、ひとりひとりが安心して自分らしく自己表現できる環境をつくることを大切にしています。
スタッフ野津

副センター長にはどういったスキルが必要ですか

特定の資格や経験だけがあれば務まる仕事ではありませんが、副センター長には特に「現場で起きていることを捉え、チームでより良い状態をつくっていく力」を求めています。ユースセンターで起きていることは、さまざまな背景や関係性が重なって生まれています。そのため、出来事を一面的に捉えるのではなく、状況を整理し、構造的に理解する力(言語化力)が求められます。そのうえで、「どうすればより良くなるか」を考え、改善策を出し、必要な場面では自ら意思決定していくことも重要です。また、私たちはトラブルを避けるのではなく、その背景に目を向け、チームで対話しながらより良い関わり方を探ることを大切にしています。トラブルに向き合い、対話を生み出せる方を求めています。
スタッフ野津

D×Pスタッフが大切にする7つの姿勢

全ての姿勢に共感し、体現しようとする人が働いています。

ビジョン発・ビジョン行
わたしたちは、目指す社会像を「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望をもてる社会」と定義した。わたしたちはその社会を実現するために存在する。方法を考え続け、動き続けよう。迷ったら、ビジョンに立ち戻ろう。ビジョンは、眺めない。毎日使おう。

だれもやらないことをやる
非営利組織だからこそ、行政も企業もまだやっていないことに取り組もう。「名前のない課題」をみずから発見し、解決策を模索し続けよう。そこに非営利組織として社会に存在する意義がある。

手さぐりを楽しむ
だれもやらないことをやるならば、不確定要素はあたりまえ。「未整備」にひるまず、「決まっていない」ことを怖がらず、今どうしたらいいのかを考えて「手さぐり」を楽しもう。

“環境”を動かそう
いまあるルールや常識を、変えられない条件として鵜呑みにしない。みずからはたらきかけてみよう。必ず、何らかのリアクションに出会えるはずだ。進んで参画し、”環境”に変化をもたらそう。

否定せず関わる
相手や自分の価値観やあり方を否定せず、その行為に至った背景に思いを馳せよう。相手を尊重し、自分に誠実に、関わることをあきらめない。ビジョンに近づくためのフィードバックは、率直に交わし合おう。その先には、変化の可能性がある。

自分(たち)だけでやろうとしない
わたしたちが取り組む課題は難しい。だからこそ、世の中にある様々な人、専門家、組織の参画を引き出そう。そして、自分ひとりでできることも限られている。ひとりで抱え込まず、だれかと一緒にやろう。

自分の足でユース世代のリアルを見よう
常にリアルは変化するから、ユース世代がいる場所に足を運ぼう。自分の価値観で決めつけず、声なき声に耳を傾けよう。一次情報をもとに、ソリューションを紡いでいこう。

一緒に働く職員からのメッセージ

新規事業部 マネジャー
野津 岳史

大阪・ミナミの繁華街に隣接する場所でユースセンターを開所して2年以上が経ちました。ユースセンター利用者の若者たちの中には、様々な背景から大人や社会に対して不信感や諦めの気持ちを持っている方も少なくありません。そのなかで日々自分たちで居場所をつくったり、トラブルがあったらどうにかしようとしていて、その様子を目にするたびに素直に「すごいな。生きる力があるな。」と感じます。ですが、人は誰しも人の手を借りながら生きています。いま若者が大人に頼れない環境となっていることはとても残念ですし、どうにかしたいと思っています。ユースセンター、個別相談、同行支援、多様な機関とのネットワークづくりを通して、「人の手を借りながら自分なりの一歩を踏めるような環境」を大阪・ミナミに一緒につくりませんか?

この求人に関する詳しい情報はこちら

\D×Pではたらくスタッフへのインタビュー記事/

募集要項

業務内容

12名のスタッフが相談対応を担うソーシャルワークチーム、企画や地域連携を担うユースワークチーム、仕事体験を担う仕事づくりチームの3つに分かれており、ユースセンターは全チームのスタッフが集まって運営しています。
現在はマネジャーがユースセンター長を兼務、各チームからコアメンバーがユースセンター運営における課題解決等も担っています。
今回募集する方には、ユースセンター運営の中心となっていただき、各チームスタッフと連携しながら下記業務を行います。※最初の半年程度はマネジャー伴走の元、行います。

■ユースセンター運営
・ユースセンター現場での見守り、若者対応
・場内で発生するトラブルや課題への初期対応・状況把握
・安心・安全な場づくり(緊急時対応の備え・運用)
・備品・支援物資の管理、環境整備

■若者対応・ケース整理
・相談員と連携して、個別対応の継続可否や関わり方の整理
・ケース検討の論点整理
・マネジャーと連携して、リスクの把握と対応方針案の作成

■チーム運営・育成
・振り返り・共有・ケース検討の運営
・学びの仕組みの運用および改善(PDCA)
・実践の言語化とナレッジ共有

■運営改善・参加促進
・現場での気づきや課題の整理と改善提案・実行
・若者からの意見収集と運営への反映
・若者が運営に関われる仕組み・余白の設計
・場のルールや関わり方の見直し

■相談対応・地域連携
・必要に応じて個別相談や同行対応
・地域連携企画、ユースセンター内企画の運営
・地域の方とのコミュニケーション

求める人物像

・D×Pが掲げるビジョン「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」に共感でき、自分ごととして実現にコミットしていきたいと思う方
・D×Pの「7つの姿勢」に共感でき、日々の業務に反映させる意志のある方
・関わるユース世代(13~25歳)の気持ちを第一に、粘り強く本人のタイミングを待ちながら伴走し続けたい気持ちのある方
・若者が対話を拒んだり、攻撃的な言動がある場面でも、安全性に配慮しながら関係性を手放さずに対話の糸口を探り続けられる。対話を通じて場の安心感を育てていく強い気持ちのある方
・安全面への配慮やルールづくり、備品・支援物資の管理などを含めて、場が安定して運営される状態を整え続けられる。若者の意見も踏まえながら、環境面から場の質を高められる方
・地域の中で地域団体や行政、警察等とコミュニケーションを取りながら仕事をするため、多様なセクターと交渉しながら仕事をしてきた経験のある方。また、そういった多様な方々との利害関係を踏まえてプロジェクトを進められる方
・違和感や課題を感覚のままにせず、現場で起きていることを関係性・リスク・背景を踏まえて整理し、次の一手を言語化し、周囲に共有できる方
・自身の実践を振り返り、他者と共有しながら学び合うことを大切にできる。また、多様な背景を持つ若者に対応するために、外部の知見や他領域の実践からも学びを得て、チームに還元できる方

応募資格
  • 対人支援の実務経験(2年以上)
    ※まちづくり、若者支援、福祉、教育、心理、医療など分野は問わないが、人との関係性をベースにした支援経験があること
  • チームで業務を進めた経験
    他者と連携しながら業務を進め、情報共有や役割分担を行ってきた経験があること
  • 大阪・天満橋事務所への出勤が可能な方
  • 社会人マナー・PCの基本的操作の理解や、基本的なビジネス文章を作成できる方
  • 週1~2回程度、夜間(~22時ごろまで)の勤務が可能な方
  • 緊急時の深夜、休日対応が可能な方(他のスタッフと分担しながら行うため、頻度などはご相談に応じます)
推奨経験・資格(必須ではありません)
  • ユースワーク/居場所づくり支援の経験
  • 虐待、家庭不和、希死念慮などの背景を持つ若者への対応経験
  • イベントや居場所運営において、環境設計やルールづくりに関わった経験
勤務場所
  • ユースセンター 大阪市中央区難波(最寄り駅:なんば駅/大阪日本橋駅)
    ※ユースセンターの住所は別途お知らせします。
  • D×P事務所 540-0032 大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋33号室(京阪線・大阪市営地下鉄 天満橋駅から徒歩2分)
    ※緊急事態宣言その他同等の要請が出た場合、感染予防のため事務所出勤頻度を抑え、在宅勤務に切り替えることがあります。部署異動や社会情勢次第で出勤頻度は変わることがあります。
    ※在宅勤務の場合、個人情報が守られる環境づくりをお願いしています。会議などでの話し声が同居人の方に聞かれないようなスペースが確保できることが条件となります。
雇用形態

正社員
※試用期間が6ヶ月あります

勤務時間

(ユースセンターの場合)
週5フルタイムの場合、フレックスタイム制度にて、9:00〜22:00の間で実働1日平均8時間

※ユースセンターは現在週2回(火曜・土曜)の16:30-21:00に開催しています。
今回募集するスタッフは、週2回ユースセンターで13:00-22:00に勤務していただきたいと思います。
※時間外・深夜労働は36協定(特別条項を含む)の範囲内で実施します。
※時間外・深夜・休日労働が発生した場合、割増賃金は法令および社内規程に基づき支給します。

休日

ひと月のなかで最低週休2日分相当の時間数分が取得可能です。
年間126日相当分の休日あり
※年次有給休暇は6ヶ月勤続後に取得となりますが、入職から半年間は「新入スタッフ休暇制度」で5日間の有給休暇が付与されます。
※日曜日は原則勤務不可(もし勤務する場合は月内に振替休を取得)

給与

正社員(週5フルタイム)の場合、年収420〜555万円(※賞与や手当込み)
※月給換算した場合およそ35〜37万円(リモートワーク手当込み)を想定。スキル・経験・勤務可能時間に応じて相談の上、決定します。
※業績に応じて年3回(8月・12月・4月)賞与があります。

福利厚生

■加入保険
健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険

■交通費:
実費支給(基本的に全額支給としておりますが、新幹線・飛行機・特急列車等を利用しての遠方からの通勤を希望される場合は上限を設けることがあります。)

■福利厚生

  • 「つながり休暇」制度あり
    ※スタッフが、家族・友人・知人とつながる機会をつくるための休暇を年2回(有休)取得できる仕組みです。スタッフの社会関係資本構築のために利用してもらっています。
  • 新人休息制度(入社直後の年次有給休暇が与えられていない期間に取得できる休暇制度)
  • 書籍購入/研修参加費補助制度あり
  • 在宅勤務の場合はリモートワーク手当あり
  • PC、Wi-Fi、携帯電話の貸与あり
  • 健康診断・インフルエンザ予防接種の補助あり
  • 育児・介護・産前産後休業制度あり
  • 子の看護休暇、介護休暇を有給で取得可能
  • 国内出張経費補助あり
募集人数

1名

採用フロー

  1. エントリーフォームから応募

  2. 書類選考(3営業日以内にメールにて書類選考の結果をお知らせします。)

  3. 1次面接(対面)

  4. 現場同行(ユースセンターに実際に入り、利用者と関わる)/課題提出

  5. 2次面接(対面)

  6. 3次面接(対面)

  7. 採用

※D×Pにおける面談は、「一方的に審査する場」ではありません。D×Pと応募者の方がお互いのことを知って、ともに働いていけるかを模索する場です。

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お問い合わせ

当求人に関するご質問や不明点はdreampossibility+mid@recruit-mg.com(担当:栗野)までご連絡ください。

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