一つひとつのコミュニケーションの大切さ ー11期クレッシェンド@ECC学園高等学校(大阪学習センター)

2015年10月〜12月、ECC学園高等学校(大阪学習センター)でクレッシェンドを開催しました。

 
クレッシェンドとは、「過去を受け入れ、未来を描く」プログラム。
社会人・大学生ボランティア(コンポーザー)との対話を軸にしたD×P独自のあたらしい授業で、高校生の社会関係資本の醸成と成功体験の蓄積をめざしています。
 


● 第1回:失敗なんて、当たり前!

1回目のクレッシェンドは自己紹介から始まります。
みんなで輪になって座り、「ニックネーム」と「今一番欲しいもの」を話してもらいました。
高校生たちの欲しいものは「ライブのチケット」「ゲーム」「落ち着き」などなど。
もちろん「欲しいものはとくにない」と答える生徒も。
和やかな雰囲気で授業はスタートしました。

自己紹介の後は、ゲーム「すごろくトーク」を行いました♪

すごろくトークとは?
すごろくのマスに「いつか行ってみたいと思っている場所は?」などの質問が書かれており、そのマスに止まった人が、そのテーマに沿って話をするゲームです。

 

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すごろくトークをしながら、「海外に興味がある」「好きなアイドルが引退して辛い」など、
高校生たちが自分のことをたくさん話していました。
最初は緊張しているように見えた高校生もゲームを進める中で彼氏の話をしたりして、
だんだんと明るい表情が増えていきました。

 

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そして、この日のメインプログラムは「過去のジブン」です!
コンポーザーたちが、失敗したり、挫折した経験、
そしてそこから学んだことを話します。

起業して先が見えない不安に押しつぶされそうになった
信頼していた人に裏切られた
友人関係がうまくいかなかった
学校に通えず、不登校になった

コンポーザーの過去を聞きながら、ある生徒はその全てを残すようにメモを取っていました。
またある生徒は、コンポーザーの話を聞いたあと
自分が過去に受けた嫌がらせについて話していました。

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● 第2回:みんなの生活、みてみよう!

この日も最初はゲームから始めます!この日行ったのは「シゴトはっけんカルタ」!

「シゴトはっけんカルタ」とは?
一般的なカルタとはルールが違います。絵札にはさまざまな職業が描かれており、ある職業の特徴(ヒント)をスタッフが3つ挙げ、高校生とコンポーザーが、その職業、すなわちカルタの絵札を当てるゲームです。

世の中には「シゴト」がまだまだたくさんあるということを楽しみながら学べるゲームです!
最初は「めんどくさい」とボヤいていた高校生も、
「絶対これやろ!」と笑いながら積極的にゲームに参加するようになりました。
また、第一回のプログラムに参加できず、
この日から参加した高校生もゲームを通して教室の雰囲気に慣れていったように見えました。

 

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2回目の授業のメインプログラムは「現在(いま)のジブン」です。
つらい過去を経験したコンポーザーが
どんな進路を選び、いまどんな勉強、どんな仕事をしているのかを話します。

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通信制高校を卒業し、しんどい思いをしている子たちの力になるために福祉の勉強をしている大学生。
就職や、起業をした経験から教育の魅力に気づき、現在は教育関係の仕事をしている社会人。

学生だったり、社会人だったり、フリーターだったり。
一人ひとりが違う経験、違う選択をしている5人のコンポーザーたちが話をしました。

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授業が終わってもほとんどの高校生に帰る気配はなく、教室が使える時間ギリギリまで残っていました。
コンポーザーの中国土産のひまわりの種をみんなで食べてみたり、おしゃべりをしたり。
それぞれが居心地の良さを感じてくれているのかな?

 

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● 第3回:みんなでユメブレ♪

この日最初に行ったのは、フィンガーファイトというチームに分かれて様々なチャレンジをするゲームです。
優勝チームにはお菓子の景品をプレゼント!

チャレンジの一つ「突撃インタビュー」は、他のチームの人に聞きたいことをインタビューしに行く遊びです。
生徒からの「日本の教育をよくするためには何が大切だと思いますか?」
という質問に、ちょっとだけ焦るコンポーザーの姿も…(笑)

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「パスタタワー」は、テープを使って2分以内にパスタでタワーを作るチャレンジです。
最後に手を離した瞬間、ゆっくりとタワーが崩れていく様を見ながら笑いが止まらないチームもありました♪

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ゲームの後は、自分の「ユメ」をクレヨンと画用紙で表現する時間です!

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D×Pでは「ユメ」の定義を、
「ちょっと好きなこと、やってみたいことも、全部ユメである」としています。
「将来こんな仕事に就く ! 」とか、はたまた「世界を変える ! 」といったような、大きな「夢」じゃなくてもOK。

みんなで机を円にして隣の人とおしゃべりをしながら、ユメを自由に描きました。

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ユメを描き終わった後は、みんなで「ユメブレ」!
みんなで一つの円になって、自分が描いたユメについて話し、みんなのユメを聴く時間です。

 

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「大学に合格して留学する」
「政治家になって日本の教育をもっと良くしたい」
「好きなアイドルのライブに行きたい」
「幸せな家庭を築きたい」

描ききれずに、画用紙の裏にまでユメを描いた生徒もいました。
「話すのが苦手」と言っていた生徒は、
前日に話したい内容をメモにまとめてきて、静かに、だけど力強く自分のユメを話していました!

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● 第4回:知らなかった自分を知ろう!

全4回のクレッシェンドもいよいよ最後の授業です。
修学旅行で東京に行っていた生徒たちが、
なんとコンポーザーとスタッフのみんなにお土産を買ってきてくれていました!

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最後の授業のテーマは「知らなかった自分を知ろう!」。
教室にいる一人ひとりの印象を小さなメッセージカードに書いて送り合う、
「ジョハリの手紙」というワークを行いました。

その人の印象をどう書くのかは自由です。
その人のことを漢字一文字で表す人、
ディズニーキャラクターの絵で表す人、曲の歌詞で表す人など、
それぞれが自分の好きな方法で手紙を書いていました!

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メッセージを書いた後は、手紙を交換し合う時間です。
みんな立ち上がって、相手の元へ手渡しに行きます。

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もともと友達同士だった生徒たちもいれば、
今回のクレッシェンドで初めて喋った生徒たちもいます。
みんな少し恥ずかしそうな表情で、メッセージを読み上げたり、言葉を添えて手紙を交換していました。

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みんなから貰ったたくさんの手紙を一枚一枚じっくり見つめる人もいれば、
スマホで写真に残している人もいました。
手紙には、周りの友達やコンポーザーから自分がどう見られているのかが書かれています。
それを読んで納得する人もいれば、すこし驚く人もいました。

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参加した高校生の感想を一部紹介します。

「(自分は)話しかけ辛いかと思っていたけど、そうでもないと言われてびっくりした」
「自分自身は話すことに対して苦手だと思っていたので、話すときに楽しいと言われ、意外だなと驚いた」
「何かを創造して創ることが好きなので、(手紙で)「創」の文字を貰った時、すごく納得できた」
 

授業の最後には、コンポーザーとスタッフ一人ひとりからのメッセージを書いた色紙をサプライズプレゼント!

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今回の授業終了後も、やっぱりみんな帰りません(笑)。
まだまだ話し足りなかったことを話したり、別れを惜しんだり。
この3ヶ月間を通して、高校生とコンポーザー、スタッフは深い関係を築けたように感じます。
クレッシェンドは終わりましたが、
これからも様々な形で生徒たちとつながって、この関係を大切にしたいと思います!

参加したコンポーザーの感想を一部紹介します。

「全体を通じて、生徒のみんなと心を通わせることができたと思うし、普段聞かないようなジャンルの話をすることができて私自身とても勉強になりました」
「高校生の言葉から考えさせられることも多かった」
「改めて、1つひとつのコミュニケーションの大切さに気付きました」

 

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