「こんな大人もいるんだ」クレッシェンド第4回@ECC京都学習センター

11/30(土)ECC学園京都学習センターにて、クレッシェンド第4回が開催されました!
これが、最後の授業になります。5名の高校生が参加してくれました。

「クレッシェンド」とは…
通信制高校の生徒のためのキャリア教育プログラムです。さまざまな仕事をしている社会人ボランティアや、大学生ボランティアとの交流を柱として、生徒の自己肯定感の向上と社会関係資本の獲得を目指しています。
クレッシェンドでは1クラス(最大10名の生徒)に対し、3ヶ月間で全4回の授業を行います。

 

最後の授業のテーマは「知らない自分を見つけよう!」

今日のアイスブレイクは“ジョハリの窓”です。
この言葉、聞いたことがある方もいるかもしれません。

「自分はこういう自分」と思っていることと、「他の人から見えた自分」はちょっと違うことがありますよね。
このアイスブレイクでは、「実は自分ってこんなふうに見られているんだ!」という他者からの評価を実感し、知らない自分を発見することにあります。

まずはグループに分かれます。ある“お題”に対して、A~Eの5つの回答があります(例えば:好きな人といる時どうなると思う? A.甘えた B.いつもと同じ C.束縛する D.かわいこぶる/かっこつける E.その他)

Yさんは、A~Eのなかで、自分が最もあてはまると思う回答を選びます。
それ以外のグループの人は、A~Eのなかで、Yさんが最もあてはまると思う回答を選びます。

えらんだら、「せーの!」で選択したカードを一斉に出します。

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Yさんは「(自分は)甘えた」を選んだのに、他の人からは「(Yさんは)いつもと同じ」「(Yさんは)束縛する」を選んだり・・・。もしくは、みんな殆ど同じ回答を選んだり・・・。

「せーの!」の声掛けのあとに、各グループから笑いが起こります。いつも接している友人でも、人に自分の印象を教えてもらうことは、なかなかない経験です。

普段どう思っているか伝えてもらえると、なにか背中を押してもらえたような、ジワジワと温かな気持ちになります。

 

「好きな人といる時どうなると思う?」の設問では各グループ笑いが絶えませんでした。

なかでも、コンポーザー(ボランティア)から、「実は僕甘えたなんですよ〜!」と恋愛経験の話をしてもらったときは、大盛り上がり。大人たちの意外な一面に出会えたようでした。

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アイスブレイクが終わったら、1人ひとり、ふりかえりシートを記入します。これまで4回続けてきたクレッシェンドを通じて、自分これまで学んできたことを振り返っていきます。

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生徒のなかには、ふりかえりシートに何も記入しない生徒もいました。

ある生徒は、クレッシェンド第3回に行ったプログラム「ユメブレスト」(※自分のやりたいこと、ユメを語るプログラム)のときも何も書かず、

自分はまだここに書けるユメがない。
ユメを見つけるというユメができた。

と話していました。

その子の様子を見ていたスタッフは、ふりかえりシートに何も書かないその子を見て嬉しくなりました。今回のふりかえりシートでも、前回の経験から“何も書かない”という自己表現の方法を見つけたんだなと思ったからです。

 

クレッシェンドでは、たとえふりかえりシートに何も書けなくても、自分のしたいことを何も言えなくても、いいんです。

スタッフ1人ひとりが大切にしている、「そこにいてくれるだけでいい」という言外のメッセージを、生徒に少しでも伝えることができたのかな、と思いました。

 

ふりかえりシートで自己評価をしたら、次は他の参加した生徒やコンポーザーの印象を紙に書きます。私たちはこれを「ジョハリの手紙」と呼んでいます。紙に書き終えたら、その紙を1人ひとりに手渡していきます。

みんなから手紙を受け取り、ある生徒は 「皆に優しい雰囲気だと言ってもらえた。こんなふうに見られているなんて知らなかった!」と、自分の思ってもない一面に気づき驚いた様子でした。

実はこの機会に初めて言葉を交わす生徒たちもいました。恥ずかしそうにもじもじしている姿が印象的でした。コンポーザーさんもニヤニヤしながら生徒たちを見守っていました(笑)

 

手紙を受け取り終わったら、フリートークの時間。この時間は何もしかけをつくらず、自由に話したい人が話すというふうにしました。

すると、普段は消極的で、自分からは話を始めないタイプの生徒が、自分から積極的に手を上げて、みんなの前で「いとこに子どもが生まれたんだ」という話をしていました。

その様子を見て、安心して声を出せる関係性と空間を作ることができたんだなぁと感じました。

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最後は、生徒1人ひとりに、色紙を贈呈!
「3ヶ月間参加してくれてありがとう」の気持ちを込めて、スタッフとコンポーザーが1人ひとりに寄せ書きをしました。

この3ヶ月間、生徒に寄り添ってくれたコンポーザーのみなさま。
そしてなにより、授業に参加し続けてくれた生徒のみんな。
ありがとうございました!

 

◆クレッシェンドの様子を、動画でご覧いただけます!◆

 朝日新聞(夕刊)2013年4月8日

このブログで必死にお伝えしているものの、スタッフの力足りずか、やはり何をしているのかわかりづらいクレッシェンド(汗)
しかし、下記URLから動画でクレッシェンドの雰囲気を感じていただけます!クレッシェンド卒業生の声も、ぜひ聞いてみて下さい。
5分程度の短い動画ですが、お忙しい方は1分50秒あたりからがオススメ。

http://www.youtube.com/watch?v=zQwqCCMRREQ

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