「働いていて楽しいですか?」高校生が働く大人に率直な質問を投げかけてみた

2021年3月18日(木)、京都府内の定時制高校に通う高校1年生のIさんと株式会社ヒューマンフォーラム様に仕事体験ツアーに行きました!

仕事体験ツアーは、高校生ひとりひとりの希望や状態に合わせて「働く具体的なイメージをもてる機会」として、パートナー企業の方々と一緒につくる仕事体験やインターンシップ企画です。

Iさんの仕事体験ツアー内容

訪問先:株式会社ヒューマンフォーラム
実施内容:倉庫内見学、古着のタグ付け、仕分け、運搬、古着のカット

「(仕事のイメージは)しんどそう。」

居場所事業でスタッフと好きなことについて話をしていたIさん。スタッフが「D×Pと仲の良い服屋あるけど興味ある?」と聞くと「服は好きだから興味ある」と話し、今回の企画に参加することになりました。Iさんは、アルバイトの経験もほとんどなく仕事にはどちらかと言うとネガティブな印象を持っているそうでした。「興味はあるけど、服の仕事ってどんな感じのことがあるのか全然わからない」ということだったので、今回は店舗に服が並ぶ前の仕事を体験できる機会として、仕入れた服が集まり、店舗に送る作業をしている倉庫に行くことになりました。

 

「一つひとつ手作業でタグ付けしているって知った」

商品のタグ付け作業を体験したIさんの感想です。初めに倉庫内を一通り紹介していただいた後、古着を取り扱う部署でタグ付け体験しました。体験中は黙々と作業するだけではなく、スタッフの川南さんから、服に関わる仕事の種類について話を聞きました。「服を仕入れて値段をつけるバイヤー」「倉庫内でタグ付けや仕分けを行うスタッフ」「店舗に商品を並べて販売する店員」と大きく分けて3つの関わりがあることを教えていただきました。バイヤーが海外に行って商品を仕入れてくることもあると聞いたIさんは「アメリカに行ってみたい」など、自分の興味も話しながら、仕事について知る機会になりました。

商品の仕分けと運搬「運ぶ作業が一番楽しかった」

次はタグ付けが終了した服を店舗に発送するために仕分けをしていく作業をしました。「名古屋は10枚、福岡に5枚」と言ったように枚数を確認しながらダンボールに詰めていきます。「重いな、暑くなってきた」と言いながら作業をしていましたが、「こんな仕事はどう?」と尋ねられると「身体動かす方が良い」と言っていました。次は、パレットいっぱいになったダンボールをハンドリフトで配送する場所まで運びました。倉庫内は道幅が狭い場所もあったのですが、ぶつけることなく運ぶことができました。スタッフの川南さんから「私、今もぶつけることあるのにすごい!」と言われ、照れくさそうに笑っている様子が印象的でした。

 

穴の空いた古着をカット「これは緊張する」

最後は、穴が空いているなどの理由でそのまま売ることができない服を再利用するために、ショート丈にカットする体験をしました。ピザカッターのような器具を使って、指定された丈に合わせて服を切っていきます。最初は切ったと思ってもつながっている部分があることが多く「これが今日一番難しい」と言っていました。しかし、だんだんと慣れてきたこともあり、最後の2枚はきれいに1回で着ることができました。

 

「働いていて楽しいですか?」

振り返りの際に、Iさんからスタッフさんへの質問です。スタッフの川南さんは「楽しい!人間関係でうまくコミュニケーションがとれない時にはしんどい時もあるけど、バタバタの中で仕事が終わったときの達成感が楽しいし、一緒に働いている人や働く環境が大事だと思う。人や環境がいいと楽しく働けるよ」とおっしゃっており、Iさんはそれを聞いて「(今日体験してみて)働いている雰囲気が良かった」「今日の体験は楽しかった」と言っていました。改めて今日の体験の感想を聞くと「もともと人と話すのは得意じゃないから店舗で接客したいとかはない」「今日の内容は自分に合ってると思う」「他の服屋も見てみたい」と話していました。

 

株式会社ヒューマンフォーラム様にも話を聞いてみました!

今回は本当にありがとうございました。最初は緊張しているように見えましたが、しっかり顔を見てお話ししてくれたり、笑顔も見せてくれたのでとっても嬉しく思いました。難しい作業もお願いしたのですが、1つ1つとても丁寧に進めてくれて素晴らしかったです。私自身はIさんにとって何かのきっかけがうまれたらいいなぁという想いで今回のお取組みに参加させていただきました。少しでもIさんにとって“お仕事を知るきっかけ”になったり、“感じるきっかけ”になれていたら幸いです。(株式会社ヒューマンフォーラム 川南さん)

 


もともと働くことにネガティブなイメージを持っていたIさんでしたが、今回の体験は自分が「楽しい」と思うだけでなく、「(働くことに対して)楽しい」と言う大人との出会いや、楽しそうな雰囲気の職場を肌で感じる機会となりました。もちろん実際働く際には楽しいことばかりではないかもしれませんが、まずは「楽しそう」という気持ちから、自分のこれからについて考える機会になることができればうれしいです。

D×P(ディーピー)は、通信制・定時制高校に通う10代に「つながる場」と「いきるシゴト」を届けるNPOです。定期的にD×Pスタッフが高校へ出向き、授業や校内居場所事業で高校生一人ひとりと関わっています。そして、高校生の好きなことや興味・得意なことなどをきっかけに仕事体験につなぎ、進路を考えるきっかけやまだ見ぬ世界と出会う機会をつくっています。

そして、これらの取り組みは全て、D×Pに共感してくださる方の寄付で運営しているんです。よかったら、あなたも「寄付」を通じて、この取り組みに参加しませんか?


D×Pの取り組みに寄付で参加する!

 

 

 

 

ページトップへ