「ぶっちゃけ、大人たちって何してるの?」クレッシェンド第2回@ECC学園高校大阪学習センター

5月24日 (土) ECC学園高校大阪学習センターにて、
第2回クレッシェンドが行われました ! 

「クレッシェンド」とは…
クレッシェンドとは、通信制高校の生徒のためのキャリア教育プログラムです。
社会人・大学生ボランティア(コンポーザー)との交流を柱として、生徒の自己肯定感の向上と社会関係資本の獲得をめざしています。
クレッシェンドでは1クラス(最大10名の生徒)に対して3ヶ月間で全4回の授業を行います。

第1回クレッシェンドのテーマは「失敗なんて当たり前 ! 」。
社会人・学生ボランティアであるコンポーザーが
過去に苦しかったこと、トラウマとなったこと、
そしてそれをどう克服していったのか、今もまだ苦しいことがあるのか…などを高校生に語りかけました。
※1回目のプログラムの様子は、
こちらから ! 

そして、2回目の今回は「みんなの生活、見てみよう ! 」。
それぞれ、さまざまな経験をして生きてきた大人たち。

「いま、どんなことをしているのか?」
「どうやって進路を選んできたのか?」
「楽しい時はどんな時?」
「仕事や大学生活で大変なことって何…?」

「ぶっちゃけ、大人って何考えて、何して生きてるん?」を知ることが、今日のプログラムの目的です。

1回目のプログラムから、早2週間。
大人も高校生も、お互いの顔と名前を覚えていて、あるテーブルでは女子会が繰り広げられていたり… !

 

2回目の今日も、プログラムの最初はゲームをします。

今回は「シゴトはっけんカルタ」というカルタをしました ! 

このカルタ…ただのカルタではありません ! 

スタッフの2人が、ある人物になりきります。
1人は、色々なシゴトに憧れる子。
もう1人は、日替わりでどんなシゴトにも就くことができる、スーパーウーマン。

色々なシゴトに憧れる子は、スーパーウーマンに毎日、その日に「なりたい  ! 」 と思うシゴトについて3つ、質問をします。

たとえば
「あなたのシゴトには、どうやったら就けますか?」
「あなたはどこで働いていますか?」
「…ぶっちゃけ、給料はいくらですか?」

こんな感じです。

この2人の受け答えを聞きながら、高校生とコンポーザーは、目の前にあるカルタ(選択肢)の中で、該当するシゴトはどれか…?をチームで議論して当てていきます。

 

みんなよく知っているシゴトもあれば、
大人も知らないシゴトもたくさん。

見事、シゴトを当てたチームには、ポイントが入る仕組みになっています。早さに応じてポイントが変わりますが、お手つきをするとゼロポイント。
賭けに出るチームもあれば、着実にポイントを貯めるチームも。

…中には、高校生を本気で説得し、自分の意見を通そうとする大人も。笑

みんな必死です ! 

 

さあ、優勝したのはどのチームでしょうか…?

このクラス、白熱し白熱し白熱した結果、何度延長戦を繰り広げてもどうしてもどのチームも同点 ! とのことで、みんな仲良く、全チーム優勝 ! ということで、カルタは終わりました ! 笑

カルタが終わった後、ある高校生が

「介護福祉士」と「ホームヘルパー」って何が違うん?

と、スタッフに質問をしに来てくれました。

カルタを通して、少しでも知らないシゴトを知るきっかけになっていたらなぁ、と思います*

 

カルタの後は、コンポーザーとお話する時間。
高校生は、大人たちが毎日どんなことをして過ごしているのか、どんなことを考えているのか、
なかなか知る機会がありません。

みなさんが高校生のころ、「知り合いの大人」って、どんな人がいましたか?

親、先生、塾の先生、病院の先生、美容師さん…
あまり、多くは思い浮かばないのではないでしょうか。

わたしたちは、高校生がこれから進路を、もっと言えば「生き方」を考えて行く上で、いろんな大人たちの考えや生きている姿を知ることは、とても意味のあることだと考えています。

第一志望の大学に行けなかったものの、今ある環境を楽しむことを大切にしている人。

「出来たらいいな ! 」をカタチにするため、起業した人。
社会人になっても、苦しいことや悲しいことはあると実感している人・・・

1人ひとりの大人たちの「生き方」を、高校生は頷きながら、うつむきながら自分のスタイルで聴いていました。

 

このクラスのコンポーザーさんは、みんな、高校生の好きなものや興味のあることに敏感です。

◯◯ちゃんは甘いモノ好きだよね?私、ケーキ屋さんでアルバイトしてたよ!
△△くん、歴史めちゃくちゃ好きやねんなあ~。ほんならこの辺行ったら面白いよ。
宇宙好きやんな?この本あげるわ!
 

2週間前と比べて、だいぶ打ち解けてきた様子の、コンポーザーと高校生たち。
楽しそうに、好きなことや興味のあることについて話す様子があちこちで見られました。

 

最後に、今日の学びを「学びシート」(1日を振り返るためのシート) を高校生は記入します。
その一文をご紹介します。

大学に行って、日本史の勉強がしたい。外国留学もしたい。東京に住みたい。日本の教育を良くしたい。
大人になって会社に入っても、心が悩んだり、疲れたりしてる人がたくさん居るということ(を知った。)
 

 
…大人になっても、悩んだり、疲れることがある。

これは、コンポーザーさん同士の会話を聴いていて、高校生が印象に残った言葉だそうです。

「高校生の前でこんな重たい話をして大丈夫?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
大人だって、いろいろつらいことがある。
つらいことがあるっていうことは、高校生と一緒だよ。高校生の時感じていた「しんどさ」や、悩みを忘れたわけじゃないよ。

この会話には、そんな「優しさ」がこもっているような気が、私はしました。

次のプログラムは1ヶ月後。少し間が空きます。
1回目、2回目と大人たちの話を聴くことが中心だったので、次は是非、高校生みんなのことも聴いてみたい。

そんな時間に出来たらなぁ…と思っています。

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15時からは、午後のクラスがはじまります !

午後のクラスも、「シゴトはっけんカルタ」からスタートです。

このクラスは元気な雰囲気の生徒が多く、
バシッと決定権を持つ生徒もいました !

このカルタの中には、とてもマニアックなシゴトがいくつかあるのですが、中でも高校生たちが興味を持っていたのは「ひよこ鑑定士」!
みなさん、どんなお仕事をされている方か、ご存知ですか?

 

カルタで盛り上がったあとは、コンポーザーと話す時間です。

いろんな職業に就いて、そこから学んだことを話してくれた人。
大学を休学する決断をした人。
その時その時でやりたいことをやっていくという生き方をしている人…

既にお仕事をしている高校生が、このクラスには多くいるため、今回のお話はどれも、興味のそそられるものだったようです。

高校生からは

〝公務員〟と言っても、パソコンに向かうだけじゃない人もいるんですね。

という感想もありました。

何となくこの職業のこと、知っているけど、実際働いている人の話を聞いてみたら新たな発見があった… ! ということを、実感してもらえたようで、嬉しかったです。

中には、生徒に悩みを聞いてもらうというコンポーザーの方もいてだんだんと仲が深まっていくのが目に見えてわかりました。

 

クレッシェンドは、原則1回目から最後の4回目まで、大人も高校生も同じメンバーで行います。
それは、回を重ねるごとに少しずつ、コンポーザーと生徒たちがお互いのことを信頼することが出来たらいいな、と考えているからです。

 

早いもので、クレッシェンドも折り返し。
1ヶ月後のプログラム3回目、またみんなと一緒に、楽しい時間が過ごせますように。

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