5/12(月)開催:SOSが届かない社会で、若者たちはいま

困窮する若者の多くは、虐待やその他家庭の事情から親を頼れません。既存の支援制度を頼ろうにも、窓口は対面のみで相談しづらかったり、生活保護の規定が複雑だったり、親の照会を求められたり、若者にとって縁遠いと感じられる傾向にあります。

こうした背景からさらに孤立を深めた若者は、明日を生きるためになんとかお金を確保しようとします。そこを狙うのが闇バイトです。

D×Pではオンライン相談「ユキサキチャット」を通じて、食糧支援や現金給付などの支援を提供しています。若者が闇バイトに辿り着く前に、頼れる場所を提供したい。

そのために現在、食糧支援や現金給付などのユキサキチャットの運営に必要な資金2,000万円を募るためのクラウドファンディングに挑戦しています。

今回のイベントでは、若者の貧困や孤立闇バイトに至る背景について、若者の孤立を防ぐための取り組みについてなどを、ジャーナリストの浜田敬子さんをお招きして、語っていきます。

昨今話題になっている若者の貧困や孤立、闇バイトの背景について、その取り組みについて知る機会になっていただければと思っています。

開催概要

開催日

5月12日(月)12:00〜13:00

タイムテーブル

  • 12:00:スタート
  • 12:00:挨拶・自己紹介
  • 12:10:トークセッション
  • 12:40:質疑応答
  • 12:55:クロージング
  • 13:00:終了

参加費

無料

開催場所

YouTube(どなたでも視聴できます)
下記URLより、どなたでも視聴いただけます

参加に必要なもの

  • PCまたはスマホ(資料・映像を共有しながら進行するためPCを推奨します)
  • 通信回線が安定したネット環境

スピーカー

浜田敬子

ジャーナリスト

1989年に朝日新聞社に入社。99年からAERA編集部。副編集長などを経て、2014年からAERA編集長。2017年3月末に朝日新聞社を退社後、世界12カ国で展開する経済オンラインメディアBusiness Insiderの日本版を統括編集長として立ち上げる。2020年末に退任し、フリーランスのジャーナリストに。2022年8月に一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構を設立。2022年度ソーシャルジャーナリスト賞受賞。2023年10月からBリーグ理事も務める。

「羽鳥慎一モーニングショー」「サンデーモーニング」のコメンテーターや、ダイバーシティなどについての講演多数。著書に『働く女子と罪悪感』『男性中心企業の終焉』『いいね!ボタンを押す前に』(共著)。


今井紀明

認定NPO法人D×P(ディーピー)理事長

高校生のとき、イラクの子どもたちのために医療支援NGOを設立。
その活動のために、当時、紛争地域だったイラクへ渡航。
その際、現地の武装勢力に人質として拘束され、帰国後「自己責任」の言葉のもと日本社会から大きなバッシングを受ける。
結果、対人恐怖症になるも、大学進学後友人らに支えられ復帰。
偶然、中退・不登校を経験した10代と出会う。
親や先生から否定された経験を持つ彼らと自身のバッシングされた経験が重なり、2012年にNPO法人D×Pを設立。

経済困窮、家庭事情などで孤立しやすい10代が頼れる先をつくるべく、登録者16,000名を超えるLINE相談「ユキサキチャット」で全国から相談に応じる。
10代の声を聴いて伝えることを使命に、SNSなどで発信を続けている。

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