2024年度活動報告書

2024年度活動計算書(2024年4月〜2025年3月)

活動計算書のハイライト版を公開します。

①受取寄附金
昨年度比約2,920万円の増収となっています。うち約1.1億円が定期的なご寄付です。月額寄付サポーターは3,462人となり多くの皆様に支えていただきました。

②受取助成金
昨年度は約2.9億円のうち約2.4億円が休眠預金事業の資金分配団体としての事業にあたります。(アウトリーチに取り組むNPO団体等に助成する取り組みです。)今年度は類似の助成事業を行わなかったため、大幅に受取助成金額が下がっています。

③経常収益合計
昨年度は休眠預金事業をのぞいて実態として約2.7億円規模の組織だったため、2.7億円→今年度2.8億円の収入変化として見ています。

④給料手当/法定福利費
皆様からいただくご寄付の多くが人件費に充てられています。利用が急増・深刻化しており、ユースセンター・ユキサキチャットともに増員しました。若者からの複雑性の高い相談を多数受け取り、幅広い専門性と業務遂行能力が求められる従業員がバーンアウトせず持続可能に働くことができるよう、今後も待遇改善を進めます。

⑤賃借料
大阪ミナミの繁華街にあるユースセンターの賃借料が大部分を占めています。

⑥通信費
主に食糧支援の発送費により昨年度より約220万円増えています。

⑦業務委託料
ユキサキチャットの相談員の一部は、業務委託契約で相談対応を担っています。また、今年度は経営強化のため人事や政策提言などの専門家の力を借りました。

⑧広告宣伝費
若者にユキサキチャットや食糧支援の存在を知ってもらえるよう今年度もLINE広告・インスタ広告を出して周知しました。

⑨支払手数料
ユキサキチャットを運営するためのシステムや寄付受け取りのための利用料、現金給付実施による振込手数料も含まれています。

⑩給付支援費
若者に送る食糧や日用品、家賃等生活費のための給付金、ユースセンターで提供した食事代などが「給付支援費」にあたります。妊娠や性病等による医療機関への受診料も負担しました。

⑪人件費/法定福利費(管理費)
経理・総務・労務・法務等を担う管理部門の職員数を4人→6人に増員しました。若者ひとりひとりの事情を想定し、柔軟かつ安全に対応できるバックオフィスを目指しました。

⑫その他(管理費)
うち支払手数料約452万円、業務委託料約414万円、賃借料約187万円、支払報酬料約136万円などが主な支出です。今年度の管理費率は13.6%。D×Pでは、管理費は不正を防止し安全に運営するために必要不可欠なコストと考え、引き続き必要経費を支出します。

⑬次期繰越正味財産額
昨年度の活動報告書では、約8600万を次年度に繰り越したことや、その資金を土台に追加採用を行い現場支援の強化を行うことをお伝えしました。今年度は寄付金額自体は増額したものの、物価高の影響による寄付額の伸び悩み・食糧価格の上昇・若者からの相談数の増加や深刻化が相次ぎました。財務予測の見誤りもあり、これまで積み上げた内部留保分を使い果たす結果となったことを心苦しく思っています。次年度も変わらず食糧支援などの給付支援費のカットは行わず、引き続き必要な支援を若者に届けることを優先していきますが、それ以外の面での経費縮小を行うことで財政の健全化を目指します。

※すべての勘定科目別に表記されている活動計算書(P/L)、貸借対照表、財産目録、そして監査報告書は財務諸表のページにて開示しております。合わせてご覧くださいませ。

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