通信制高校・定時制高校とは?

とーっても簡単に言うと、全日制高校は「フルタイム高校」、定時制高校は「パートタイム高校」、通信制高校は「遠隔&たまに通う学校」です。

全日制高校の生徒数が毎年減少しているなか、通信制高校の生徒数は少子化のなか、毎年横ばいもしくは微減にとどまっています。なんらかの理由で、全日制高校に通えない子どもたちが、通信・定時制高校に集まっています。
いわば、通信・定時制高校は【一般の学校の受け皿になっている】といえます。

  全日制高校 定時制高校 通信制高校
とっても
簡単に言うと!
フルタイム高校 パートタイム高校 遠隔&たまに通う高校
学校の形態(※1) 7割が公立、3割が私立 9割が公立 3割が公立、7割が私立(学校法人立・株式会社立含む)
生徒数※1 約320万人(減少) 約10万人(減少) 約18万人(微減)
通学頻度 毎日 毎日(ただし、昼間のみ・夜間のみ) 登校の方法がいくつもある。

  • 月2、3回
  • 年1、2回(集中スクーリング)
  • 週3〜5日通学

※1 平成27年度文部科学省「学校基本調査」より

※2 平成23年度文部科学省委託事業「高等学校定時制課程・通信制課程の在り方に関する調査研究」

どんな高校生が集まってきているの?

通信制高校

グラフ。通信制の高校生のうち、不登校経験者は6割。

不登校経験者は6割

「新しい学校の会」の協力によるアンケート調査※3によると「不登校の経験がある」と回答した通信制高校の生徒は59%、保護者は68%にのぼります。

グラフ。通信制の高校生のうち、15〜19歳の「学齢期」の生徒が8割

15〜19歳の「学齢期」の生徒が8割

通信制高校は、学び直しを目的とした20歳以上の生徒が多くいましたが、現在は15 歳〜19歳の「学齢期」にあたる高校生が全体の約8割となっています。※1

グラフ。通信制の高校生のうち、編転入学者が7割

編転入学者が7割

様々な事情により、元いた高校を辞めて通信制高校に編・転入学してくる生徒が全体の7割存在します。全日制高校に在学していたけど不登校になり編入した生徒、集団生活になじめなくて転入した生徒など、さまざまです。

定時制高校

グラフ。定時制の高校生のうち、働いている生徒は4割

働いている生徒は4割に減少

「働きながら通う」学校として考えられていた定時制高校ですが、1982年は定時制高校の生徒の8割が働いていたものの、2011年の調査では働いている生徒は4割に減少しています。※2

グラフ。定時制の高校生のうち、中退率は21%

中退率は21%

全日制高校の中退率が1%程度であるのに対し、定時制高校の1年次の中退率は21%にのぼります。中退後の実情は追えていないのが現状です。

グラフ。定時制の高校生のうち、ひとり親家庭の高校生が3割

ひとり親家庭の高校生が3割

家庭が母子家庭もしくは父子家庭の高校生が全体の31%います。人によりますが、それにより経済的な困難を抱えている生徒も多くいます。

進学も就職もしないまま卒業する。

「僕らが働けない若者を生み出しているのかもしれません」

ある通信制高校の先生がそう話してくださったことがあります。

実は、通信制高校の卒業生の約4割、定時制高校の卒業生の約3割が、進学も就職もしないまま卒業します(全日制高校は5%です)
進路が決まらないまま社会に放り出されてしまっているのです。

D×Pは、中退や、進路未決定状態で卒業することが悪いことだとは思いません。
本人が自分なりに納得して中退したり、進路未決定で卒業することは大切なことです。

しかし、この4割という大きな数字を前にすると、決して本人が納得のいく状態で卒業していったわけではないだろうと思うのです。

グラフ。各高校の卒業生の進路状況構成比。卒業後進路が決まっていない高校生は全日制高校で5%程度であるのに対し、定時制高校では27.9%、通信制高校では41.1%。平成27年度、文部科学省調べ。

D×Pは、しんどさを抱え自分の未来に希望を持てていない子どもたちにアプローチするため、そういった生徒が集まっている通信・定時制高校に注目しました。
そして、事業戦略上、まずは通信・定時制高校に通う生徒に特化して活動することを決めました。

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