4月7日と8日の2日間、西宮甲英高等学院 新入生入学前オリエンテーションに、
D×Pスタッフも参加して来ました !
新入生同士、お互いのことと先生のことを知ること、そして「これからやってみたいこと」を探すことが、
今回のプログラムの目的でした。
プログラム初日…まだまだ緊張している様子の生徒たち。
アイスブレイクで緊張をほぐします !
最初のアイスブレイクは「共通点探し」 !
1対1のペアをつくり、共通点を探しつつ、自己紹介を行います。
3つ以上の共通点をみつけます。
「アニメが好き」「朝ごはんをちゃんと食べてきた」など
色々な共通点があがりました。
アイスブレイクはまだまだ続きます。
続いてのアイスブレイクは「ビンゴゲーム」
9つのマスに自分を表すキーワード (例えば「行ってみたい国」や「好きな食べ物」など)を書き、
同じ内容の人を見つけたらそのマスに丸をつけます。
丸が縦・横・斜めのどれかで揃ったら見事ビンゴ ! というゲームです。
これが大変盛り上がりました !
そして、一瞬で終わりました ! (笑)
みんな早過ぎーー ! (笑)
打ち解けてきたのか、お互い声をかけまくり…
すぐにビンゴになる人が続出しました。
その後はメインのプログラム、先生方のお話を聞く時間でした。
先生方の過去の失敗やトラウマ、そこから学んだことや、
今に生きている経験などを聞きました。
実は先生方、この生徒たちとのお話(プレゼン)に向けて、
数ヶ月前からD×Pスタッフと準備を重ねていました。
写真は研修会の様子です。
小学校の時にいじめっ子で、でも大学に入って自分がいじめられる側になった。
どっちの立場の辛さも分かった、という先生の話。
大きなスポーツの大会に出られたはずなのに、直前に怪我をして出られなくなってしまった。
それまで1人で頑張って来たと思っていたけれど、
周りの人に支えてもらっていると分かった。
親に心配をかけて家族の大切さを知った、という先生の話など…
ひとりひとりの先生が、自分の辛かった体験、挫折、
そして頑張った体験や大切だと思ったことなどをそれぞれの言葉で話してくれていたので、
生徒も吸い込まれるように聞いていました。
先生と生徒の、こんな温かいやり取りもありました。
先生「話聞くの、ちょっと苦手やろ?」
生徒「うん・・・」
先生「俺もやけどな(笑) でもな、隣の子見てみ。聞くの上手いなよあ、そうやって誰からでも学べるんやで」
生徒からは、
「先生の話を聞いて、いままでの考え方が少し変わった」「とても心にズキンときた」
「自分とすごく似ていて、自分も夢に向かって頑張ろうと思った」などポジティブなコメントが多く寄せられました。
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そして2日目が始まりました !
2日目の最初は、多少皆の顔に疲れが見えていました。
今井の「疲れていますか〜?」の問いかけに、元気よく手をあげる
人が多数…笑
2日目もアイスブレイクから始まりました。
声を出さずに、1月1日生まれの人から12月31日生まれの人までの順に並ぶというゲームです。
最初は、近くの生徒同士で控えめに、手や口の動きを使って誕生日を言い合っていましたが、
段々と全員で長い列を作っていくことができました。
メインのプログラムは「ユメお絵描き」でした。
画用紙に、自分のやってみたいことを、絵や文字で記入する時間です。
「ユメ」というと大きなことを書かないといけないような気がしますが、
高校生活中にやってみたい、今年中にやってみたい、
はたまた今週中にやってみたいようなことも立派な「ユメ」だと、私たちは考えています。
最初はなかなか描き始められなかったり
“絵”を描くことに少し抵抗のある生徒もいました。
しかし、グループに入っていた先生や周りの生徒が描き始めると、
段々描き始め、最後にはとても大胆に自分のユメを描いている子もいました。
なかには「蕎麦屋さん」になりたい ! など、ユニークなものもありました !
その後は「展示会」を行いました。
絵と説明書(絵の内容について詳しく書いた紙)を
教室の周囲に配置してある机に展示するという方式です。
他の人たちが書いた絵を見て回り、配られたカードにコメントと名前を書いて絵の場所に残します。
全体的に賑やかでとても楽しそうな様子でした。
自分のユメを描くのは苦手そうだった生徒も、
他の生徒の絵や説明書はしっかり見て、コメントをしていたことが印象的でした。
そして、それまで内気な感じでアイスブレイクなどもあまり積極的でなかった生徒の絵がとても上手で、
友達から声をかけられたり、たくさんのカードをもらって嬉しそうでした。
先生方も生徒に交ざってコメントを書いてくださっている様子が見られました。
1日目も2日目も、それぞれ終わった後に「学びシート」という、
その名の通り学びの定着をはかるための紙を生徒に書いてもらいます。
生徒が書いてくれた中で印象だった言葉を、いくつかご紹介します。
「中学校では感じられなかった安心感、だれもイジられなくたのしかった」
「苦しんで来たのは自分だけじゃないんだと分かった」
まだまだはじまったばかりの高校生活。
楽しいことばかりではなく、時には辛いことや悲しいこともあると思いますが
1人1人にとって実り多い時間になるよう、願っています。