「ここにいる」というサイン-第3回特別授業@彦根東高校 定時制課程

2015年6月、滋賀県立彦根東高校の定時制課程に通う3・4年生に対して、

全4回の授業を行いました。今回は第3回目の授業の様子をお届けします!

▷第1回 いろんなオトナの過去の失敗
▷第2回 「前回より少しだけ真剣に聞いてくれた!」
▶第3回 「ここにいる」というサイン
▷第4回 最後の授業。「ここから、かな」

 

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2015年6月18日
この日彦根東高校定時制課程での3回目の授業が行われました。
今回も前回に引き続き、「現在(いま)のジブン」というテーマで、
前回とはまた別のコンポーザーの話を聞きます。
(今回からは通信制高校の卒業生、佐々木拓人くんが写真を撮ってくれました!)

 

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3回目の授業なだけあって、積極的に発言する生徒も増えてきました。
また、2回目まではずっとうつむいていた生徒が3回目になって顔を上げて話を聞くようになったりと、教室全体の雰囲気が目に見えて変わってきたように感じました。

あるコンポーザーが地域おこし協力隊として関わっている山村地域に対して「行ってみたい」と興味を示す生徒、
「自分の子どもの誕生日プレゼントを何にするか」という相談をコンポーザーにする生徒、
コンポーザーの経験に共感して、自分の辛い経験を話してくれた生徒もいて、
生徒とコンポーザーの距離がかなり縮まったことを実感できる授業でした。

 

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授業を見ていた先生は、
「コンポーザーに相談したいことがみんな何かしらでてきているはず。
興味は湧いていると思うので、最後の授業で生徒たちが相談できたらいい」
と話していました。

 

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コンポーザーにとっても今回の授業で生徒との関係性が築けているのを実感できたようで、
「生徒の反応が薄くても実は聞いてくれている」という気づきを話していました。
生徒が興味のあることを記録して、生徒のことをもっと知ろうとするコンポーザーもいました!

 

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「授業後の感想を書きたくない…」という理由で、今回初めて欠席した生徒がいました。
授業後には生徒にとっての振り返りの意味も込めて、「学びシート」に感想を記入する時間があります。
だけど、それはもちろん強制ではありません。
学びシートの本来の意図が伝えきれておらず、その生徒にとって負担になっていたのかもしれません。
その理由を聞いたあるコンポーザーがその生徒の友人に
「感想は書かなくてもいいから。最後の授業、顔だけでも見せて欲しいな」
と、伝言を頼んでいました。

 

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授業中、寝転がってケータイを見ながら話を聞く生徒もいます。
そんな高校生の姿を見て驚く人もいるかと思います。
だけど、授業後にあるコンポーザーが、
「寝転がっていようが、ケータイを見ていようが、
『ここにいてくれる』というのは彼らなりのサインなんじゃないかな」
と話していました。

生徒たちの反応は、ある意味とても素直です。
関心のない話題に対しては「知らん」「興味ない」と応えます。
そんな生徒たちのサインを見逃さないように、
授業を作っていく必要があります。

授業終了後、3年生クラスの振り返りでコンポーザーの方々から
最終日の授業プログラムについての意見を頂きました。

最後の授業では、画用紙にそれぞれのユメ(やってみたいこと)を描き、みんなで発表しあう「ユメブレ」というプログラムを行う予定になっています。

しかし、本当に生徒たちがユメを描いて、そのユメをみんなの前で発表してくれるのか?ユメがない生徒はどうすればいいのか?本当に「ユメブレ」をやるべきなのか?

これまでの3回の授業で、一番近くで生徒たちと接してきたコンポーザーだからこそ、予定通りにプログラムを行うことに疑問を感じたのかもしれません。
話し合いはなかなか終わらず、帰りの電車の中でも続き、
決定は最後の授業前に行われるミーティングまで持ち越されました。

 

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第4回の授業の様子はこちら

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