「1人ひとりのペースで」クレッシェンド第3回@ECC学園高校大阪学習センター

2014年11月29日(土) ECC学園高校大阪学習センターにて、
第3回クレッシェンドが行われました!

「クレッシェンド」とは…
通信制高校の生徒のためのキャリア教育プログラムです。
社会人・大学生ボランティア(コンポーザー)との交流を柱として、生徒の自己肯定感の向上と社会関係資本の獲得をめざしています。
クレッシェンドでは1クラス(最大10名の生徒)に対して3ヶ月間で全4回の授業を行います。

これまでの1・2回目の授業では、大人の失敗談、生活談など、色んな大人の話を聞きながら一人ひとりと対話を重ねていきました。

・1回目の授業はこちらから
・2回目の授業はこちらから

今回のプログラムでは高校生と大人が一緒に、自分のちょっとでもやってみたいこと(ユメ)を全員の前で話します!
(ちょっとハードルが上がります!)

(毎回工夫して描いている、ホワイトボードの絵。今回は海仕様…!?)

 

今日は、「フィンガーファイト」というアイスブレイクを行います!

「フィンガーファイト」とは…?
0~5の指の本数でジャンケンをし、指の数を合計します。合計された数字によって挑戦するゲームが異なり、ゲームをクリアすると、点数をゲットすることができます!
0~9点の間で、様々なゲームが用意されており、合計得点が一番高いチームが勝ち!というゲーム。
例えばAさんが4、Bさんが6、Cさんが7を出した場合、合計17の下一桁を取って、7番のゲームにチャレンジ!

フィンガーファイトは、チーム対抗戦。

そのチーム分けのために、「自分の好きな本や映画のタイトルの頭文字を頭に思い浮かべ、全員でその頭文字のあいうえお順に並ぶ」というアイスブレイクをしました。
簡単なゲームですが、「自分の好きな本や映画を考えること」はこの後のプログラムで「自分のユメ」について考えるための予行練習にもなります。

また、これまでやり取りをしたことのなかった生徒同士が会話するきっかけにもなりました。

並び終わった後、生徒たちがどんな本や映画が好きなのか、教えてくれました♪

グループ分けができたら、いよいよゲームスタート。どのチームも、白熱した試合を行います。

ゲームをきっかけにして、生徒同士で協力し合う光景も見られました。今日は、どのグループでもお互い協力して進めていったようでした♪

 

次は、自分のユメを実際に紙に描いてみる、「ユメお絵かき」を行います。ユメといっても、将来の夢だけでなく、今の目標や少しやってみたいことなど、なんでもOK。

「ユメ」という言葉にプレッシャーを感じて、生徒が話したくないと思わないように、スタッフやコンポーザーが「何を話してもいいんだ」という空気づくりに気を配っていました。

「絵かくの苦手やねん」と話していた生徒も、自分のやりたいことを描いてくれました。

絵ではなく文字だけで表現してくれる生徒もいれば、あえて何も書かず、コンポーザーと相談しながら考えをまとめていく生徒もいました。

 

最初は何を描いたらいいかわからず、真っ白な画用紙を目の前にして、手が止まる生徒もいます。それでも「何をしてみたいの?」とコンポーザーの問いかけに、はっきりと「アルバイトがしたい」と答えてくれ、やり取りをするなかで考えを深めていったようでした。

また、他の生徒とコンポーザーの話を横で聞くなかで発想を得たのか、ささっと描き上げる生徒もいました。

 

ユメを描くことができたら、次はいよいよ、「みんなでユメブレ!」です。
みんなで輪になって、順番に発表していきます。

 

アルバイトをして稼いだお金で、お母さんを楽にさせてあげたい。だからバイトを始めます。

 

今読んでる本で興味が湧いたことがあった。人が生きる意味について考えていきたい。

 

宝くじを当てて、大きな家に住んで、地下に大きな図書館をつくってゆっくり生活したい。

 

ユメ見つかれへん。ユメを見つけることが、夢。

 

自分の番が来るまで緊張したような面持ちでいた生徒や、発表時に画用紙をもつ手を少しだけ震わせながら話してくれた生徒もいました。

その様子に、見ているスタッフも息を飲んでしまいましたが、発表し終えたあとのほっとしたような顔が、忘れられません。

 

どのユメが優れているとか、実現可能性が高いユメのほうがいいとか、そんな優劣はありません。「自分に合ったユメを語って、周りに受け入れられる」という体験を積んでくれたようでした。

終了後は学びシートを記入して、午後のクラスへと移ります!

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15時からは、午後のクラスが始まります。

 

このクラスでは、「自分史」というアイスブレイクを行いました。

自分史は、模造紙を用意し横に線を引いて、幼稚園〜現在という軸を書き込みます。

生徒1人ひとりがふせんを持ち、楽しかったことは赤色のふせん、悲しかったことは青色のふせんに書き込んで模造紙に貼り付けます。今までの自分を振り返ることができるアクティビティです。

スタッフも混じって、自分史を書いていきます。最近、自転車で転倒したという話を書いてくれた生徒、好きだった人の話を書いてくれた生徒…。

それぞれの体験を聞きながら、
「これってなんでそう思ったん?」
「○○ちゃんはこれが得意やったんや!」
「これ、めっちゃ懐かしいねんけど」
と自然と会話が生まれ、自然すぎてそのまま脱線していくグループもあるほどでした。

 

当然ですが、自分の過去の体験を話すを躊躇する生徒もいます。
過去の経験を話すことは人によっては辛い経験になることもあるので、その生徒が語れるところだけ語ってもらえるように、雰囲気作りに気をつけながらプログラムを進めました。

「思いつくことはいろいろあるけど、書けない」とちゃんと状況を伝えてくれる生徒もいたので「無理して書かなくてもいいよ」とコンポーザーが声をかけていました。
少しずつ少しずつ、自分の体験を話してくれていました。

 

自分史を書いた後は、「ユメお絵かき」をしました。午前のクラスと同様、自分のやってみたいこと=ユメを画用紙に描いていく時間です。

黙々と絵を描いていく生徒は少なく、絵を描かないまま喋っている生徒もいれば、「あるけど、書けない」と教えてくれた生徒もいました。あえて描かないという選択も「あり」です。

描くスピードも方法も人それぞれ。急ぐ必要もありません。
コンポーザー、スタッフとユメの話をしながら、ゆっくり進めていきました。

 

描き終わったら、いよいよユメブレ!
このクラスでも、みんなで輪になって話していきます。

少し緊張した空気のなかで、1人ひとり発表していきました。

お絵描きの時間では話せても、全体の前で発表するとなると、緊張した表情で臨んでいた生徒や、他の生徒の発表に対し「めっちゃええやん!」「いいなぁ」といった言葉をなげかけてくれる生徒、何も声はかけないものの顔をあげて何か考えている様子の生徒もいました。

生徒1人ひとりが自分のペースで、ユメブレに参加してくれていました。

 

「ユメはあるけど書けない」と教えてくれた生徒も、自分の頭の中で整理したことを、少しずつ少しずつ話してくれました。

学びシートを記入して、授業終了です!

いよいよ、次回で最終回を迎えます。
最後まで生徒1人ひとりに寄り添っていきたいと思います。

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