「こんな生き方をしている人もいるんだ!」クレッシェンド第2回@ECC学園高校京都学習センター

5月31日(土)、ECC学園京都学習センターにて
第2回クレッシェンドが行われました!

「クレッシェンド」とは…
通信制高校の生徒のためのキャリア教育プログラムです。社会人・大学生ボランティア(コンポーザー)との交流を柱として、生徒の自己肯定感の向上と 社会関係資本の獲得をめざしています。
クレッシェンドでは1クラス(最大10名の生徒)に対して3ヶ月間で全4回の授業を行います。

※24日には、大阪学習センターで第2回クレッシェンドを実施しました。
その様子はこちらからご覧いただけます♪

前回の第1回クレッシェンドのテーマは「失敗なんて当たり前 ! 」。
社会人・学生ボランティアであるコンポーザーが
過去に苦しかったこと、トラウマとなったこと、
そしてそれをどう克服していったのか、今もまだ苦しいことがあるのか…などを高校生に語りかけました。
※1回目のプログラムの様子はこちらから!

そして、2回目の今回は「みんなの生活、見てみよう ! 」。
それぞれ様々な経験をしてきた大人たち。
「いま、どんなことをしているのか?」
「どうやって進路を選んできたのか?」
「楽しい時はどんな時?」
「仕事や大学生活で大変なことって何…?」

「ぶっちゃけ、大人って何考えて、何して生きてるん?」を知ることが今日のプログラムの目的です。

「クレッシェンド」は、全4回通して、同じメンバーでプログラムをすすめていきます。

2週間前、はじめて出会った大人たちと高校生。
高校生は、大人たちとの再会を楽しみにしてくれていたようで、スタッフとコンポーザーの打ち合わせがまだ終わるやいなやにこにこと教室に入って来てくれました。

(はしゃいでいるのは、スタッフです。笑)

毎回、プログラムの最初はゲームで、緊張をほぐします♪
今日は「シゴトはっけんカルタ」というゲームをしました。

このカルタ…ただのカルタではありません ! 

スタッフの2人が、ある人物になりきります。
1人は、色々なシゴトに憧れる子。
1人は、日替わりでどんなシゴトにも就くことができる、スーパーウーマン。

 

「色々なシゴトに憧れる子」役は、「スーパーウーマン」役に「なりたい  ! 」 と思うシゴトについて3つ、質問をします。

たとえば
「あなたのシゴトには、どうやったら就けますか?」
「あなたはどこで働いていますか?」
「…ぶっちゃけ、給料はいくらですか?」

というような感じです。

この2人の受け答えを聞きながら、高校生とコンポーザーは目の前にあるカルタ(選択肢)の中で、該当するシゴトはどれか…?をチームで議論して、当てます。

例えば、最初に
「あなたのシゴトに就くためには、どうしたら良いですか?」
「まず、国家資格を取得する必要がありますね」
というようなやり取りを聞きます。
すると高校生と大人たちは、目の前にあるカードの山を見て、「国家資格が必要なシゴト」と「そうでないシゴト」を分けて行きます。

一見、資格が必要そうに見えても、そうでないシゴトもあったり、また、その逆もあったりします。

「これ、国家資格いるんちゃう?」
「うちのお母さんこのシゴトしてるし、これはそうやで」

大人より、高校生の方が詳しい ! なんてことも、よくあることです。

2週間前は緊張していたのか、あまり自分の意見を言わなかった高校生が、自分のアイデアをたくさん教えてくれたり、勝負事が好きな高校生が、とにかく積極的に発言してくれたり…
和気あいあいとした雰囲気で、とても盛り上がりました。

 

カルタの後はコンポーザーとお話をする時間。
高校生に、大人がぶっちゃけ「どんなことして過ごしているのか?」「今までどうやって、どんなことに悩んで進路を選んできたのか?」などをざっくばらんに語ってもらいました。

良い子を演じること、良い大学に入ること…
親の期待に応えることばかり頑張ってきたら、心が病んでしまったことから「ありのままの自分でいいんだ」と気づいた人

宇宙飛行士、学校の先生、医者、料理人…いろんな職業に憧れて、社会人になってからも色々なシゴトを経験したことから、自分のその時やりたいことを、一生懸命やることが大切だと思った人。

大人たちが、それぞれの道を生きて来て気づいたことを高校生たちはじっくりと、聴いていました。

「もっとその写真見せて」と言わんばかりに、大学時代アフリカに行った経験を話したコンポーザーの写真を見つめる高校生も… !

今回は、コンポーザーさんの1人が大きな模造紙を用意して、あるワークをみんなでやってみました。

まず、自分のアバターを紙に書き、その隣に自分を表すキーワードを2つ書いた紙を付け、模造紙に貼ります。
(SNS上に、自分を登録するというようなイメージです)

何人か分のアバターが揃ったら、みんなのキーワードを見て、自分と共通点があれば線でつなぎます。
(SNS上で友達申請をするというイメージでしょうか)

お互いの意外な共通点を知る、よい機会になったのではないでしょうか?

今日もプログラムの最後には、学びシート(1日の学びを振り返るシート)を記入します。
はじめて知ったことや、これからやってみたいことなどを書いてもらいました。
その一部を、みなさんにも読んでいただきたいなぁと思います。

続けてみたらいいこともある、いま、思っていることを勉強しても損はない。
就職には様々な道があり、自分の好きな道を選べるということ(を初めて知った)。

 

入学したばかりの1年生も、進路について考え出した2年生も、自分の気持ちを大切に進路を考えていってほしいなぁと強く思いました。

———————————————————————–*-*——–*-*—–

15時からは、午後のクラスがスタートしました。
が… ! なんと今回に限り、いつもの教室が使えず、教室の外でのプログラム開催となりました。

先生たちの見守る中、午後もカルタからスタートです ! 
※どうやらバタバタしていたスタッフが、写真を取り忘れたようです。汗

このクラスは、去年もクレッシェンドに参加してくれた高校生が多く、友達同士いつも楽しそうに参加してくれています。
元気な高校生の輪の中に、どうにか大人たちも、入っていきます ! 笑

カルタのあとは、コンポーザーさんのお話を聞きました。

自分の得意なことを選んで仕事に就いたけれど、職場でいじめに遇ったことから、自分の過去を振り返り、仕事を変えようと決意した人。

夢を叶えるため、行きたい大学の行きたい学部に行こうと決めていたのに、そこへ行く事ができなかった。もう夢は断たれたと思っていたけれど、いざ大学に入学してみると、他の方法で夢を叶えられると気づいた人。

「自分のやりたい仕事をする」とか「自分らしい働き方」とか「社会のために」とかよくわからないけれど、自分の知ってる誰かのためになっている実感さえあれば働ける、と思っている人…

特に、「大学についての話」は感心のある高校生が多いようで、感想もたくさん書いてくれていました。
(大学の中でバイトをすることができるという話には、驚いている高校生もいました)

グラフィックデザインの仕事をしているコンポーザーさんが実際に作っているものをみせてくれたり…

 

大学生コンポーザーが、時間割を見せてくれたり…

普段なかなか知ることができない、「大学生」や「社会人」のリアルを高校生は肌で感じることが出来たのではないでしょうか… !

 

午後のクラスも、プログラムの最後には、
今日の感想を学びシートに書いてもらいました。

大学がすごくたのしいところだということ(を知った)。
社会のために働いて、好きでやってはいない。こんな生き方をしている人もいるということに感心しました。

 

「いろんな生き方がある。今日感じたことをどこかでふわっと思い出してくれたらいいなぁ」
最後に高校生を見送りながら、そんなことを思いました。

 

1回目、2回目と、大人の話を聴くことがプログラムの中心でしたが、3回目以降は高校生の話も少しずつ聴いていきたいなぁと思っています。

毎日楽しいことばかりではないけれど、自分の想いだけじゃ解決できない、苦しい課題だってたくさんあるけれど、
「1人じゃないよ」この想いがどうか伝わりますように。

みんながまた、笑顔でこの場に来てくれるように、残り2回のクレッシェンド、準備を進めていきます。

D×Pサポーター、募集中!

D×Pが、通信制・定時制高校で開催するこの授業。『クレッシェンド』は、寄付によって運営されているんです。

2017年度、D×Pにご寄付をいただいた方は656名。わたしたちの価値観に共感し、一員になってくださったたくさんの方々に支えられています。

ぜひ、あなたも。D×Pの価値観を、一緒に大きく広げるサポーターとなってください。

D×Pを寄付で応援する

ページトップへ