寄付・サポーター

NHK こころの時代を見てD×P(ディーピー)を知ってくださった方へ。D×Pの取り組みはご寄付で実現しています。

2021年7月11日(日)NHK Eテレ 午前5時より「こころの時代〜宗教・人生〜その言葉が道をひらく」にてD×P理事長 今井紀明のドキュメンタリーを放送いただきました。
 
「怒りを超えて優しさを」
18歳の時にイラク人質事件に巻き込まれた今井紀明さんは今、若者支援のNPOの代表を務めている。コロナ禍でNPOへの相談者数は7倍に増加、今井さんが大切にしているのは孤立し生きる希望さえ失いつつある彼らに“寄り添う”ことだ。帰国後の激しいバッシングに心を閉ざしていた自分を重ね合わせながら、若者たちに向きあっている。 引用:こころの時代〜宗教・人生〜 その言葉が道をひらく
このページではこころの時代のなかで触れていた今井の過去やD×Pの最新の取り組みについてまとめました。はじめてD×Pを知ってくださった方、ぜひお読みいただけると幸いです。
 

2004年、イラク人質事件。

D×Pの創業者の一人である今井は、2004年の高校生のときイラクの子どもたちの医療支援のために当時紛争地域だったイラクへ渡航しました。そして、現地の武装勢力に人質として拘束されました。「イラク人質事件」の当事者です。

解放され帰国すると「自己責任」の言葉のもと、社会からバッシングを受けました。今井は対人恐怖症になり、2年ほど家に引きこもる日々を過ごしました。

否定せず、関わられた経験。

今井が外に出るきっかけのひとつとなったのは、高校のときの担任の先生です。卒業したあとも今井を気にかけ、20歳のとき大学の願書を持ってきてくれました。APU(立命館アジア太平洋大学)に進学するとひとりの友人ができました。のちに今井とD×Pを創業する朴基浩(パク キホ)です。

今井はある日、「どうせ、本当の俺のことなんて誰も理解してくれない」と言ったことがありました。朴は否定せずに話を聞いたあと、こう言いました。「確かにそうかもしれないけれど、自分で向き合っていくしかないんじゃない?」

当時は周囲の人にも、今井自身のなかにも「あの人質の今井」がいて、人と関わるのが苦痛でした。でも朴は、過去の出来事にかかわらず目の前にいる今の今井と関わってくれました。この経験の後、少しずつ友人や周囲の人に過去を話せるようになっていった今井。否定せずに自分のことを受け入れてくれる人たちのおかげで、今井は「少しずつ社会ともう一度つながりたい」と思うようになっていきました。

 

生きづらさを抱えた高校生との出会い。

今井が大学を卒業してからのことです。

偶然、「中学校時代は不登校だった」「前の学校を中退した」という高校生に出会いました。彼らは、親・先生・友人などから、否定された経験をもっていました。今井は自身の社会から否定された経験が重なり、「高校生のために何かできることはないか」と考えるようになりました。

2012年、NPO法人D×P(Dream times Possibility)が立ち上がりました。そして、高校生が次第に人とのつながりを得て、可能性がひろがるようにだんだん強くという意味の「クレッシェンド」という独自プログラムを構築しました。D×Pの設立当時から「否定せず関わる」姿勢を大切に多くの10代と関わっています。

新しいセーフティネットをつむぐ。

D×Pが目指したい社会は、ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会。解決する課題は、10代の孤立です。多くの10代と関わるなかで、国がセーフティネットをつくっていても、たどりつけない、たどりついても利用できない10代の状況を見てきました。

困った時、ネットでつぶやくと相談窓口を教えてくれる人とつながることができる。学校のなかで、自然と価値観をひろげるような人との出会いが持てる。人とのつながりで、10代にさまざまな選択肢を与え、新しいセーフティネットをつむぎたい。

これらを実現するためには、サポートの情報を多くの人に届け孤立する10代の周囲にいる人ひとりひとりが声をかけられる状態をつくることが必要です。そうすることで人とのつながりがセーフティネットとなり、より拡がっていくはずです。

どんな境遇にある若者であっても、自分の未来に希望を持てる。そんな社会をつくっていきます。

 

新型コロナの影響で、希望が持てない若年層がいます。

2020年から、ユキサキチャットにも経済的な悩みが届くようになりました。ある相談者は「アルバイトがなくなってしまい、親も頼れないので困っています」とのこと。児童養護施設を退所した19歳や保護者に頼れず大学に通う・働いている若者からの相談も増えることが予測されたため、10代を対象に相談を受け付けていたLINE相談「ユキサキチャット」の対象年齢を25歳までに引き上げ、緊急サポートを開始しました。

 

もう耐えきれなくなったという10代・20代

保護者に経済的に頼れずに自分で生計をたてている10代、20代にとって、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置でアルバイトなどのシフトが入れないことは死活問題です。また、2020年は生活を工夫しながら1年間耐えてきたけれど、貯蓄を切り崩し、もう限界ですという声が今年の4月から届いています。

 

(↑2021年4月22日、緊急事態宣言の発令が決まった頃に、不安を感じる若年層に向けたお知らせを出しました。詳しくはこちらから)

 

 

「ずっと、部屋で天井を見上げていました」

これは、新型コロナによって仕事を失ったある若者の言葉です。働けない状況や経済困窮は、何かをしようという気力をむしばんでしまいます。

働く15歳~24歳は、50.9%がアルバイト、契約社員など非正規雇用で働いています(令和元年労働力調査)。令和2年の労働力調査によると非正規雇用者は減少し続けています。完全失業率も若い世代ほど高く、仕事を望んでいるにも関わらず、仕事が得られない状況が見えてきます。

また、2020年の子どもの自殺は過去最多。家族、教育など「人とのつながり」が希薄な10代は、仕事を失うことでさらに孤立を深める危険性があります。自分で自分を追い込んでしまう前に、安心して生活できる環境を整えることが大切です。

 

現金給付・食糧支援とは?

<現金給付>

最大3ヶ月、月1万円がもらえます。生活費として自由に使うことができます。事情によって、一度に3万円の振り込みや4万円の追加給付を行なうこともあります。

<食糧支援>

約30食をすぐに届けます。届ける食品は、パスタやパスタソース、レトルトのカレー、缶詰、お米など。必要な場合は、マスクや生理用品、ボディーソープなどの日用品も一緒にお届けします。

 

サポートの流れ

  • 保護者など経済的頼り先があるか
  • 貯金や借金があるかなど本人の経済状況はどうか
  • 仕事をしているか、働ける状態にあるかなど収入見込みがあるか
  • 公的なサポートを既に受けているか、今後受けられそうか

などを総合的に判断し、よりひっ迫した状況にある方に対して給付等を決定しています。給付の目的は、生活費、家賃、学費の支払いや、ライフラインの滞納の解消などの支払いに充てることです。支援を決定する場合も見送る場合も、支出の見直しや収入確保のため転職・アルバイト探し、利用できる公的支援、奨学金の申請などをユキサキチャットでサポートしています。

 

現金給付・食糧支援を届けた10代の声

 

「支援までのスピードの速さに驚いてます。お忙しい中調整して頂き本当にありがとうございます 」と相談者からメッセージが届きました。 現金給付と食糧支援でサポートしていきます。

 

児童養護施設を退所したという10代は、アルバイトの給料が入るまでの間の生活が苦しいという状況でした。追加の4万円給付でサポートしました。

 

経済的困難を抱える若年層への影響が長期化しています。

2020年度は緊急支援として食糧支援や現金給付を実施してきました。しかし、状況がすぐに改善することは難しく、長期的なサポートの必要性を感じます。

D×Pでは、継続的に現金給付を続け若者の生活をサポートするための寄付を募集しています。若者がみずからの命を絶ってしまう環境に置かないように。わたしたちとともに支えてくださる方、ぜひよろしくお願いします。

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寄付に関するお問い合わせ

寄付に関するお問い合わせは、メールフォームより承っております。

お電話でのお問い合わせは、電話番号:06-7222-3001 (平日10時〜18時)となります。現在、D×Pではコロナウイルス感染拡大のリスク低減のため、リモートワークを実施しております。受付時間内のお電話は、コールセンター[fondesk様]に一度つながり、のちほど担当者より折り返しせていただきます。必ず、折り返しのお電話番号をお伝えいただくようよろしくお願いいたします。

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